ストーリー
SMの女王役を仕事にしていたリン・ゾブリストが、自宅で殺される。殺害現場の部屋は床も壁も天井も鏡で覆われていた。犯人は殺害後、何らかの理由で部屋を一面鏡張りにし、家具やプレイ道具を全て運びだしたのだ。鏡を剥がすとカーペット敷の床に血痕の帯が見つかる。部屋には顧客だった大勢の男たちの痕跡があり、最後の客だった3人、マイケル、アラン、トーマスの事情聴取が行われる。そんな最中、レベルスリーを目指して研修中のアリーがチームに合流。復帰した捜査官キャサリン・ウィロウズのアドバイスで、アリーは新しく学んだ「分子マッピング」の技術を駆使して血痕を分析する。
捜査を続けるうちに、リンの家の庭で燃やされていた家具の脚から血痕が見つかり、その血痕と共に検出された湿疹用の軟膏の成分が、事情聴取を受けたアランのものと一致する。CSIと連携する刑事セリーナたちがアランの家に踏み込むが本人はおらず、割れた鏡や、リンや他の男の隠し撮りした写真が見つかる。アランとリンの知られざる共通点とは……。
一方、CSIに復帰したキャサリンはマックスと共に捜査に当たる。キャサリンはCSIを目指す若い女性グレースをホテル・エクリプスで雇って支援していたが、彼女が失踪したにも関わらず捜査が行われず、行方を捜そうとしてエクリプスの役員会から追い出されたのだ。事件の真相を探るため復帰を決意したキャサリンは、チームの力を借り、極秘で捜査を開始する。