ベター・コール・ソウルファイナル・シーズン

<日本初放送>
9/5(木)21:00スタート!
【二カ国語版】毎週木曜21:00ほか
 
<スパドラ! キャッチアップ>
10/1(火)16:30スタート!
【二カ国語版】月曜~金曜16:30ほか

 

ニュース

イントロダクション

ソウルに電話しよう! ベター・コール・ソウル
大ヒット作「ブレイキング・バッド」の前日譚ドラマがついに完結!
ジミーから「ソウル・グッドマン」への進化の旅が終焉を迎える……。
未ソフト化の貴重なシーズン6を日本初放送!



注)初回放送当時の情報となります

ファイナル・シーズン 見どころ

過去シーズンより3話多い最終シーズン。各話のタイトル・シークエンスと、最終シーズンの幕開けシーンに注目!

これまでの5シーズンは各10話で構成され、シーズンは変わっても、同じエピソードナンバーのタイトル・シークエンス映像は一貫して同じものが使われてきた。例えば、第1話はバルーンの自由の女神、第2話はソウル・グッドマンが所有するキャディラックのナンバープレート“LWYRUP”(=弁護士を立てるという意味のlawyer upに見立てた文字列)、第10話は落下するソウル・グッドマンのマグカップといった具合だ。シーズンが進むにつれて、ジミー・マッギルのモラルが低下していくのを反映して、VHS映像に模したタイトル・シークエンス映像の質も低下していくが、映像自体は同じものとなっている。ところが、最終シーズンとなるシーズン6は全13話の構成となっている。つまり、今まで使われてきた10本の映像に追加して、もう3本の新たなタイトル・シークエンス映像があるということだ。さらに、今まで使われてきた第10話の映像にも少し手が加えられ、第11~13話のタイトル・シークエンス映像への橋渡し的役割を担っている。そして、これまでと同様に新たなタイトル・シークエンス映像も、非常にシンプルでありながら重要な意味を含んでいる。それは、徐々にモラルの低下を見せてきたジミー・マッギルがついに崩壊点に達し、ソウル・グッドマンへの進化が完了したことを表し、また「ベター・コール・ソウル」時代に幕が下ろされたことを意味している。これらに併せて、第11~13話のタイトル・シークエンス映像に瞬間的に挿入されている、いくつかの映像にも注目したい。
また、シーズン6第1話のオープニングシーンも注目に値する。本作は過去の名作映画が引き合いに出されることが多いが、最終シーズンの幕開けシーンは『市民ケーン』のエンディングに敬意を表している。チャールズ・フォスター・ケーンのザナドゥ城のような豪華な大邸宅で、引っ越し業者が物を運び、梱包し、時には捨てる。彼らにとっては取るに足らない、価値のない物に見えるが、視聴者にとっては非常に意味のある物の数々。このオープニングシーンの最後のショットは、主人公の最も幸せな時代を彷彿とさせる思い出の品にフォーカスしており、これはまさに『市民ケーン』の最後のシーンと同じである。

最終シーズンは14のエミー賞ノミネーションを獲得! 全6シーズンのエミー賞ノミネーション獲得総数は53に!!

これまでも毎シーズンにわたってエミー賞の主要賞に多数ノミネートされてきた本作。最終シーズンは前半が2022年4~5月、後半が2022年7~8月と2部に分けて放送されたため、前半部は2022年のエミー賞、後半部は2023年のエミー賞対象となり、なんと最終シーズンだけで計14ものエミー賞ノミネーションを獲得した。両年のエミー賞とも、作品賞、脚本賞(ピーター・グールド、ゴードン・スミス、トーマス・シュノーズ)、主演男優賞(ボブ・オデンカーク×2)、助演女優賞(レイ・シーホーン×2)などにノミネートされている。最終シーズンの大量ノミネーションにより、全6シーズンのエミー賞ノミネーション獲得総数は53という素晴らしい結果に。一方で、過去シーズンでは多数ノミネートされながらも一度の受賞もならなかったため、最終シーズンでは悲願の受賞が望まれたが、残念ながらまたも受賞はならなかった。これにより、“1つの受賞も叶わなかった史上最多エミー賞ノミネーション獲得作品”という名誉ある(?)称号を手にすることになった。本作に次ぐのは、ボブ・ニューハートによる80年代のシットコム「Newhart(原題)」の25ノミネーション、0受賞のため、本作の結果がいかに断トツかが分かるだろう。
エミー賞受賞は果たせなかったものの、テレビ黄金時代終盤である2015年から2023年まで、競合作品多数の中、毎シーズンにわたり常に安定した結果を残してきたということは質の高い作品であることの証。それを裏付けるように、主要な映画・テレビ批評サイトでも軒並み高得点を叩き出している。ロッテントマトでは、シーズン6が批評家平均スコア99%、視聴者平均スコア94%、シリーズ全体でも批評家平均スコア98%、視聴者平均スコア96%を記録。Metacriticでも、シーズン6が批評家平均スコア94点、視聴者平均スコア9.5点、シリーズ全体でも批評家平均スコア86点、視聴者平均スコア9.0点。IMDbでも、シーズン6とシリーズ全体ともに平均スコア9点を記録し、全63話のすべてが少なくとも8.0点を上回るという素晴らしい成績を残している。

ついにウォルター・ホワイトとジェシー・ピンクマンが登場!そして、伝説のコメディエンヌであるキャロル・バーネットのゲスト出演も!!

過去シーズンでは、本家「ブレイキング・バッド」のキャラクターたちが次々と登場してきた。そして、ブライアン・クランストン演じるウォルター・ホワイトとアーロン・ポール演じるジェシー・ピンクマンの登場が待ち望まれてきたのは言うまでもない。企画・製作総指揮のヴィンス・ギリガンは、これまでも彼らの近々の登場を否定しつつ、「ベター・コール・ソウル」が終わるまでに彼らの登場がなかったら、それは自分たちがクリエーターとしての責務を怠っていることになる、と発言してきた。そしてついに、この最終シーズンにて2人の登場が実現することとなった。
彼らの登場はシーズン6放送開始直前に公にアナウンスされたものの、ブライアン・クランストンとアーロン・ポールが撮影に臨んだ際は厳戒態勢が敷かれていたようだ。ブライアン・クランストンは撮影当時のことを次のように振り返っている。「我々は最後まで秘密を保持するように言われた。夜の暗闇の中、飛行機で飛び、飛行場のプライベートエリアで降ろされた。それからすぐSUVに乗せられ、メゾネットタイプのAirbnbに到着した。アーロンが上階で、私が下階に滞在し、外に出てはいけないと言われたんだ」2人の話によると、撮影は4日間で、スケジュールも厳格に管理されていたようだ。衣装合わせとメイクアップは滞在しているAirbnbで行われ、その日の撮影が終わるとAirbnbにすぐ戻されたそう。アーロン・ポールが続ける。「僕らの出演はビッグサプライズ、ビッグシークレットのはずだった。にも関わらず、突然僕らの出演がアナウンスされ、あの監禁は何だったんだ?と思ったよ。僕らはからかわれたんだ。面白い話だよ」
待ちに待ったブライアン・クランストンとアーロン・ポールの登場に加え、最終シーズンでは豪華なゲスト出演も実現。それは、伝説のコメディエンヌであるキャロル・バーネットの出演だ。1967年から1978年まで続いた、自身の名を冠したコメディー・バラエティーシリーズ「The Carol Burnett Show(原題)」を始め、エミー賞を何度も受賞しているキャロル・バーネット。マリオンという名のキャラクターを演じる彼女は、大好きな作品に参加できるなんて感激、とコメント。エミー賞ノミネートはならなかったものの、この役でクリティクス・チョイス・アワードの助演女優賞にノミネートされた。

ストーリー

欠陥のある主人公ジミーが刑事弁護士ソウル・グッドマンに進化する複雑な旅に終止符が打たれる最終シーズン。カルテルから裁判所、アルバカーキからオマハを舞台に、ジミー/ソウル/ジーンを追い、そして自身の人生の意味を見失っているキムと彼の複雑な関係を描く。一方、マイク、ガス、ナチョ、ラロは命を賭けたイタチごっこに巻き込まれていく。

ラロ邸襲撃の夜、屋敷を出たナチョは人目を忍びながら北へとひたすら走り続ける。途中タイラスから連絡が入り、更に北へ向かえと指示される。ガスの元にボルサからラロが死亡したとの連絡が入る。ガスが探りを入れたところ、ナチョの裏切りはもう知られていた。マイクはすぐにナチョをアメリカに連れ戻そうと提案する。渋るガスに素晴らしい働きをしたナチョを尊重するべきだと進言するが、ガスは答えない。タイラスに指示されたモーテルに到着し現金と銃と携帯を手に入れたナチョはタイラスに電話するが、迎えの手配に数日かかると言われ放置される。埒が明かないと見たナチョはマイクに電話するが、ガスの命令に背くことが出来ないマイクは電話を無視する。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ジミー・マッギル/Jimmy McGill (声:安原義人)

ニューメキシコ州アルバカーキで開業している弁護士。報酬の少ない公選弁護人の仕事で金欠だったため、ネイルサロンの奥の薄暗い小部屋を事務所兼居住場所にしていたことも。学は無いが、世慣れていて勘が良いのが取り柄。口達者で調子が良く、軽薄に見える時もあるが、誠実で情にもろい一面も持ち合わせている。弁護士になる前は“滑りのジミー”として詐欺を働いていた過去を持つ。キムが推薦してくれた大手弁護士事務所を辞めた後、キムと共同で法律事務所を立ち上げるも、あることが原因で弁護士資格の停止を言い渡される。やがて弁護士資格を取り戻したジミーは、「S'all good, man.(万事大丈夫さ)」というフレーズから取ったソウル・グッドマン(Saul Goodman)という名で再起を図る。

ボブ・オデンカーク Bob Odenkirk

1962年10月22日、米イリノイ州生まれ。大学在学中にラジオ局のコメディ番組の脚本を書き始める。1987年、「サタデー・ナイト・ライブ」にライターとして雇われ、キャストとしても出演。その後もコメディ番組のライターとして活躍するかたわら、「ラリーのミッドライフ★クライシス」や「ママと恋に落ちるまで」など多数のコメディ・シリーズにゲスト出演し、その後、「ブレイキング・バッド」のソウル・グッドマン役で大ブレイク。他の出演作にはTV「FARGO/ファーゴ」、映画『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』などがある。また、『インクレディブル・ファミリー』に声優として出演するなど、様々な活躍を続けている。本作のジミー役でゴールデングローブ賞のテレビ部門主演男優賞に2016~2018年、2021年、2023年にノミネートされた。また、プライムタイム・エミー賞主演男優賞にも2015~2017年、2019~2020年、2022~2023年にノミネートされているほか数々の受賞・ノミネート歴を誇る。2021年の映画『Mr.ノーバディ』では主演を務めた。そして、2025年公開予定の続編『Nobody 2(原題)』への出演も決まっている。

マイク・エルマントラウト/Mike Ehrmantraut (声:菅生隆之)

元フィラデルフィア市警察官。口数は少ないが、発言はすべて核心を突いている。眼光が鋭く、相手に一目を置かせる迫力がある。ジミーとは裁判所の駐車場係をしていた時に駐車料金を巡り対立していたこともあったが、行方不明になったクライアントを探すジミーに的確なアドバイスをして以来、互いに何となく親しみを覚えるようになった。フィラデルフィア市警察の汚職絡みで謀殺された息子の妻と娘を大切にしている。駐車場係を辞めてからは、処方薬を違法に売る男のボディガードを務めたことをきっかけに麻薬組織と関わってしまい、次第に裏稼業に手を染めることになってゆく。

ジョナサン・バンクス Jonathan Banks

1947年1月31日、米ワシントンD.C.生まれ。インディアナ大学在学中はクラスメイトだったケヴィン・クラインと舞台劇「三文オペラ」の上演に参画したが、ミュージカル「ヘアー」のツアー公演のステージマネージャーになるために大学を中退。その後、舞台出演を経て、1976年にTV「How the West Was Won(原題)」でTV俳優デビュー。『48時間』、『グレムリン』などの映画の脇役を務めた後、「WITHOUT A TRACE/FBI 失踪者を追え! 」や「ER 緊急救命室」をはじめとする多くのドラマにゲスト出演している。「ブレイキング・バッド」の当たり役マイク・エルマントラウト役でエミー賞助演男優賞にノミネートされた。2018年には『インクレディブル・ファミリー』に声優として出演したほか、オランダの映画『ウォリアー』にも出演。本作のマイク役でエミー賞ドラマ部門助演男優賞に、2015~2017年、2019年にノミネートされている。2019年に本家「ブレイキング・バッド」からスピンオフした映画『エルカミーノ:ブレイキング・バッド THE MOVIE』に出演、2024年には「コンステレーション」に出演している。

キム・ウェクスラー/Kim Wexler (声:朴璐美)

不遇なジミーを気の毒に思い、何かと力になろうとするジミーの良き理解者でありパートナー。ハムリン・ハムリン・マッギル(HHM)所属の優秀な弁護士だったが、後にHHMを退職。引き抜かれた大手法律事務所シュワイカート & コークリーで働きながら、ジミーと共同でオフィスを借りて個人弁護士事務所を立ち上げようとする。しかしジミーが弁護士資格停止となってしまったためその資格回復のために奔走し、ついに念願叶うのだが……。

レイ・シーホーン Rhea Seehorn

1972年5月12日、米バージニア州生まれ。アートを専攻したバージニア州立ジョージ・メイソン大学で、演劇に興味を持つ。1990年代終わり頃から短編映画や低予算映画への出演を始める。ゲスト出演作には「クローザー」や「リーガル・バディーズ フランクリン & バッシュ」などのTVシリーズがある。幼い頃に日本の厚木に住んでいたことがあり、当時大好きだったアイドルはピンク・レディー。本作のキム役で2年連続サテライト賞テレビ助演女優賞を受賞したほか、2018年にはサターン賞テレビ部門助演女優賞を受賞、2022年には主演女優賞を受賞した。さらに同年、本作でハリウッド批評家協会テレビ賞ドラマ部門最優秀助演女優賞を受賞している。そしてついに、本作最終シーズンに該当する2022年と2023年のエミー賞で、ドラマ部門助演女優賞ノミネートを果たした。2019年「トワイライト・ゾーン」に出演。2024年には『バッドボーイズ RIDE OR DIE』に出演している。

ハワード・ハムリン/Howard Hamlin (声:井上和彦)

ハムリン・ハムリン・マッギル(HHM)の共同経営者。常に高級なスーツを隙なく着こなし、いかにもエリートな雰囲気を漂わせている。共同経営パートナーであるチャックの死後、彼を退職に追い込んだ責任は自分にあるかもしれないと打ち明け、罪悪感にさいなまれた末にうつ病を発症してしまう。HHMは彼の不注意とチャックの遺族への支払いによる経済的負担と事務所の評判低下で顧客の喪失に苦しむことになった。

パトリック・ファビアン Patrick Fabian

1964年12月7日、米ペンシルベニア州生まれ。ペンシルベニア州立大学で演劇を専攻、さらにカリフォルニア州立大学ロングビーチ校で修士号を取得。1992年の俳優デビュー後、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」や「クリミナル・マインド」、「SCORPION/スコーピオン」、「GRIMM/グリム」などにゲスト出演を果たした。2018年『30日のセックス』に出演、2019年は『Extracurricular Activities(原題)』、「El Asesino(原題)」、2020年は『Send It!(原題)』に出演している。本作で、2021年と2023年にSAG賞のドラマ部門優秀アンサンブル賞にノミネートされている。

ナチョ・バルガ/Nacho Varga (声:青山穣)

非情で凶暴なドラッグ・ディーラー、トゥコ・サラマンカの手下の1人だった。処方薬の違法取引相手のボディガードをしていたマイクと知り合いになるが、プロに徹して賢明な仕事をするマイクに一目置いている。サラマンカ家がナチョの父の店を麻薬組織の隠れ蓑にしようとしたとき、元締めのヘクター・サラマンカの処方薬をすり替えて暗殺を試みるが失敗。だがそれをサラマンカと敵対する犯罪組織のガス・フリングに知られ、サラマンカの組織内でガスのためにスパイになることを余儀なくされる。

マイケル・マンド Michael Mando

1981年7月13日、カナダ生まれ。モントリオール大学で国際関係学を専攻するが、ドーソン・カレッジで演劇専攻に変えて優秀な成績で卒業。2008年の「The Border(原題)」で俳優デビュー後、カナダのテレビドラマを中心に活躍。BBCアメリカがカナダで撮影したドラマ「オーファン・ブラック 暴走遺伝子」ではヒロインの元彼ヴィック役を演じ、注目を集めた。本作で、2019年と2021年にSAG賞のドラマ部門優秀アンサンブル賞にノミネートされた。本作出演後、映画『スパイダーマン:ホームカミング』、『ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち』などにも起用される。

グスタボ・“ガス”・フリング/Gustavo "Gus" Fring (声:堀内賢雄)

礼儀正しく温厚な実業家を装っているが、本性は冷徹で頭が切れるマフィアのボスでドラッグ王。人気ファストフード店“ロス・ポジョス”の店舗やクリーニング工場など、合法ビジネスを隠れ蓑に巨大な麻薬密売組織の資金洗浄を行なっている。ランドリー施設の地下でメタンフェタミンを製造して、コカインから独立することを計画している。ヘクター・サラマンカとは敵対関係にある。

ジャンカルロ・エスポジート Giancarlo Esposito

1958年4月26日、デンマーク・コペンハーゲン生まれ。6歳の時に家族とニューヨークのマンハッタンに移住、10歳の時にブロードウェイで初舞台に立つ。1960年代から70年代初頭にかけて、ブロードウェイや映画で演技経験を積んだ。1998年のTVシリーズ「ホミサイド/殺人捜査課」で、エージェントのマイク・ジャデーロを演じたことで世間の注目を集めた。映画では『スクール・デイズ』を皮切りにスパイク・リー作品の常連となっている他、近年では映画『マネーモンスター』や『メイズ・ランナー:最期の迷宮』、TV「ゴッドファーザー・オブ・ハーレム」、「JETT/ジェット」、「ザ・ボーイズ」、「マンダロリアン」などの人気作品で活躍を続けている。本作のガス役でプライムタイム・エミー賞ドラマ部門助演男優賞において2019~2020年にノミネートされた。2022年、ハリウッド批評家協会テレビ賞ドラマ部門最優秀助演男優賞を受賞している。さらには、本作最終シーズンに該当する2023年のクリティクス・チョイス・アワードで、ドラマ部門助演男優賞を受賞した。本作出演後も、TV「カレイドスコープ」、「ジェントルメン」、映画『アビゲイル』、そしてフランシス・フォード・コッポラ監督の野心作『Megalopolis(原題)』など、精力的に出演を続けている。

エドゥアルド・“ラロ”・サラマンカ/Lalo Salamanca (声:志賀麻登佳)

ヘクターに代わって麻薬ビジネスを仕切るサラマンカ家の冷酷非道な男。ドン・エラディオの麻薬カルテルの構成員であるヘクター・サラマンカの甥の一人。ヘクターが脳卒中で倒れた後、メキシコからアルバカーキにやって来る。ヘクターとライバル関係にあるガスの動きを執拗に調べることに専念しており、異様な陽気さが逆に不気味でもある。愛車は1970年型シボレーモンテカルロ。

トニー・ダルトン Tony Dalton

1975年2月13日米テキサス州生まれ。ニューヨークのリー・ストラスバーグ演劇研究所で演技を学んだ後、オフブロードウェイ作品に出演しキャリアをスタートさせる。メキシコで大ヒットした映画『カクタス・ジャック』や『ワイルド・ライズ』で主演と脚本を務めた。テレビシリーズでは、ネットフリックスの「センス8」のほか、国際エミー賞を受賞したHBOラテンアメリカシリーズ「セニョール・アヴィラ」では主役ロベルト・アヴィラを演じた。最近ではマーベルシリーズの「ホークアイ」でジャック・デュケイン役としても活躍。本作で、2021年と2023年にSAG賞のドラマ部門優秀アンサンブル賞にノミネートされている。

作品基本情報

原題:Better Call Saul Season 6
データ:今回シーズン6・2022年/アメリカ/60分/二カ国語/全63話(シーズン6全13話)/HD作品
製作総指揮:ヴィンス・ギリガン、ピーター・グールド、メリッサ・バーンスタイン、マーク・ジョンソン、ダイアン・マーサー、アリソン・タトロック、ゴードン・スミス、トーマス・シュノーズ
出演:ボブ・オデンカーク、ジョナサン・バンクス、レイ・シーホーン、パトリック・ファビアン、マイケル・マンド、トニー・ダルトン、ジャンカルロ・エスポジート
日本語吹き替え:安原義人、菅生隆之、朴璐美、井上和彦、青山穣、堀内賢雄、志賀麻登佳