「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」で主役のシェルドンを演じているジム・パーソンズが、シェルドンに影響を与える人物(キャラクター)について語っている。
主役のシェルドンを演じて11年。ジムにとっては、もう一人の自分のような存在だ。2017年秋から、シェルドンの少年期を描いたコメディシリーズ「Young Sheldon」がスタート。大人のシェルドンを演じるジムにとっても、意識せざるを得ない存在となっている。
「『Young Sheldon』を楽しんで見ている。どのように物語を進めていくのかというより、子どものシェルドンがどのように大人のシェルドンに進化してゆくのかというところが気になっている。先日、僕はイアンにジョークを言ったんだよ、だんだん(シェルドンに)いらついてくるよってね」
イアン・アーミテージは「Young Sheldon」で、シェルドンを演じている9歳の子役の少年。子役にかける言葉として穏やかではないが、「だって、事実なんだ」とジムは気にしない。「(番組の)批判を受けることもあるだろうし、僕が演じているシェルドンとは、また違ったシェルドンを生み出すことにもなるだろう。そこが興味深いんだ」
今のところイアン演じるシェルドンを反映させてはいないと、ジムは言う。しかし「そのうちに」(ジム)と、子どもシェルドンの影響を受けることも、やぶさかではない様子。
そして、もう一人、シェルドンに大きな影響を与えているのが、メイエム・ビアリック演じるエイミー。シェルドンのガールフレンドだ。エイミーとの交際が発展するにつれ、シェルドンも成長していると思うかとの質問に、「激しく同意する。エイミーとの関係は、シェルドンの成長過程の一つ」とジム。これまで空気の読めない男だったシェルドンに一大変化が起こりつつあるというのだ。
「エイミーはシェルドンに人の心を読むことを教えようとしているんだと思う。今、製作中のエピソードで、エイミーが何かをしたいのだけど、シェルドンがどう反応するか分かっているので、あえてやらないというシーンがある。だけどシェルドンはエイミーの本心が読めている。だから、エイミーがそう考えてやらないことを、シェルドンは申し訳なく思っている。そこでエイミーがやりたいことに、シェルドンが不平を言うのを止めようと努力するというエピソードだ。カップルが長続きするには大切なことだよね」
成長するのは子どもだけじゃない。また一歩、大人のシェルドンが魅力的なキャラクターへと完成してゆく。
<「parade.com」 1月18日>