「SCORPION/スコーピオン」のペイジことキャサリン・マクフィーが、トニー賞にノミネートされたミュージカル「Waitress」でブロードウェイ・デビューを果たすことになった。2016年4月に初演された「Waitress」は、ケリー・ラッセル主演の映画「ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた」のミュージカル化で、マクフィー演じるヒロインは小さな田舎町のウエイトレス、ジェナ。パイ作りの名人であるジェナは、横暴な夫との愛の無い結婚生活から抜け出すことを夢見ていた。隣町で菓子作りのコンテストがあることを知り、家出を計画するが…
アメリカン・アイドルをきっかけに芸能界入りしたマクフィーは、初のレギュラー出演を獲得した「SMASH」ではブロードウェイ・デビューを夢見る女優の卵の役を演じたが、「Waitress」出演によってテレビ・ドラマで演じたキャラクターの夢がかなったことになる。しかも、面白いことに、そのブロードウェイの舞台で演じるキャラクターが、「SCORPION/スコーピオン」でマクフィーが演じているペイジの昔の姿であるウエイトレスだというのは、偶然にしてもちょっと出来過ぎ?
マクフィー主演の「Waitress」は、4月10日から6月17日にかけてブロードウェイのブルックス・アトキンソン・シアターで上演される予定。
【ロサンゼルス(米) 荻原順子 2018/03/12】
荻原順子:在ロサンゼルス映画/TVライター。キネマ旬報とTVタロウにハリウッド情報コラムを連載中。