高IQの天才理系オタク君たちのあるあるな毎日を描く、全米ナンバーワン視聴率コメディ「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」に、うってつけ過ぎるゲストが登場した。
高IQの天才理系オタク君の代名詞のような存在、ビル・ゲイツだ。
ゲイツはマイクロソフトの共同創業者で元会長。現在は妻のメリンダさんと共に慈善家として熱心に活動している。これまで何度も世界長者番付でトップにランクされた世界有数の富豪でもある。
「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」には、誰よりふさわしいゲストだが、お金はもちろん名声も、これ以上望むべくもないゲイツが出演を決めたのは何故なのか?どうやら、そこには“親近感”があったようだ。
ゲイツは「僕のような、ちょっぴりオタクでちょっぴり頭の良い人たちが登場する番組に出演できて楽しかった。こんな機会を頂けて、とても嬉しいですね」とニッコリ。ゲイツ、そしてIQ187のシェルドン、IQ173のレナードも、ちょっぴりどころではない頭の良さだが、そこはご謙遜。とっても頭が良くて、ちょっぴりオタクで、ちょっぴりモテないけれど、仲間に恵まれたゲイツ自身の青年時代を重ねたのかもしれない。
出演シーンでは、意外にも演技はスムーズで笑いもしっかりゲット。上々の結果に「(キャストたちのおかげで)気楽に取り組めました。彼らは完璧なプロフェッショナル、最高でした」と、ご満悦だ。
また、世界のVIPを撮影スタジオに迎えたキャストたちにとっても素晴らしい経験となったようだ。
撮影後の感想を求められた、ジョニー・ガレッキ(レナード役)とケイリー・クオコ(ペニー役)も、ゲイツを絶賛。「あなた(ジョニー)がこの11年間で飛ばしたジョークより、彼の方がずっとウケてたじゃない」とケイリーが言えば、「(共演シーンで)大笑いさせられたよ」とジョニーもゲイツの隠れた才能に脱帽だ。
「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」には、これまでも世界のVIPがたびたびゲスト出演してきた。月面歩行を行った伝説の宇宙飛行士バズ・オルドリン、超先進企業テスラやスペースX社の共同創業者イーロン・マスク、アップルの共同創業者で天才エンジニアのステファン・ウォズニアック、そして先ごろ亡くなった理論物理学者のスティーヴン・ホーキングなどそうそうたる面々。
しかし、これだけVIPぞろいのゲストの中でも、ゲイツは別格だったらしい。ケイリーは「ゲストが来ると、いつもカウチのところで集合写真を撮るのだけど、今回、これほどたくさんの人が自分も一緒に写りたいとフレームに収まったのは初めてじゃないかしら」と仰天。現代のアイコン的存在の登場に、誰もがエキサイトしていたようだ。
ゲイツのゲスト出演は、シーズン11第18話「The Gates Excitation」。米では3月29日に放送されている。
<「geekwire.com」 3月28日>