「NCIS: ニューオーリンズ」の新シーズンとなるシーズン5の更新が決定したが、そのニュースに喜んだのはファンだけではなかった。舞台となるニューオーリンズの所在するルイジアナ州ももろ手を挙げて大喜びだと、地元TV局WAFBが伝えている。
ルイジアナ州経済開発局(LED)の報告によれば、「NCIS: ニューオーリンズ」の撮影地ルイジアナに対する経済効果は莫大だ。撮影準備期間を含めほぼ一年中、番組の製作クルーが活動、州に数百の雇用を生み出している。シーズン4のみの統計でも、番組の雇用による人件費は5190万ドル(約57億円)にのぼり、製作にかかった費用と併せて7810万ドル(85億円)を州内に落としたという。
LED長官のドン・ピアーソン氏は「NCIS: ニューオーリンズ」を製作する米CBSスタジオスに賛辞を送り、「この人気番組の製作及び才能あるスタッフの皆さまを喜んでサポートさせていただきます」と地元の全面バックアップを改めて約束した。
新シーズンの更新の布石は、一カ月前、すでに「NCIS: ニューオーリンズ」主演のスコット・バクラによって打たれていた。同州バトンルージュで行われたルイジアナ・エンターテイメント・サミットに出席したスコットは、「キャストとクルーを代表して、ルイジアナ州の惜しみない協力にお礼を申し上げます。それなくして、番組の成功はあり得ません。こちらに来るたびに、ニューオーリンズ市そしてルイジアナ州の皆さんから大きな愛を感じています。ルイジアナ州の至るところで撮影を許されなければ、私たちの番組独特のムードを醸し出すことは難しかったでしょう」と、同州へ最大限の感謝の言葉を伝えていた。
ルイジアナ州ではTVや映画などエンターテイメント誘致の優遇プログラムを推進しており、米CBSスタジオスとの関係は友好だ。近年、同スタジオは他にパイロット版を含む9本の番組を州内で撮影。1億ドル(109億円)以上を州内で費やしたという。
<「wafb.com」 4月22日>