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海外ドラマ最新レポート Vol.35 「アフェア 情事の行方」 のドミニク・ウエスト、再びベッドシーンを語る

affair_yr1_#4(1-4)_AFF-epi104-SG_0068.ri.jpg究極の不倫を描く官能サスペンスドラマシリーズ「アフェア 情事の行方」主演のドミニク・ウエストが、英紙のインタビューで、同ドラマに頻出するベッドシーンについて語っている。
 
「(ベッドシーンで体が反応することが)あるよ。だけどカバーで覆ってあるから、それ以上はどうにもならない。女優たちは気にしてないと思う。むしろ喜んでいるぐらいだ。自分が魅力的に感じてもらったわけだから、当然だろうね」
 
以前のインタビューでこう語り、読者を驚かせたドミニク、悲しいシーンで涙が自然とこぼれるように、ベッドシーンで体が反応するのは、俳優として当然のことらしいのだ。
 
「アフェア 情事の行方」でドミニク演じるノアの情事のお相手は、ルース・ウィルソン演じるアリソン。シーズンを重ねた二人には無関係かもしれないが、近年、英国ではエクイティ(衡平法)にて議論された演技上のラブシーンの新基準が話題となっているという。演技に関する新基準には、事前の合意なく「キスシーンで舌の使用を行わない」、「露出した状態で局部に触れない」などが含まれており、英俳優の中には「検閲につながる」との意見も出ているのだ。
 
しかし、ドミニクは新基準に「問題ない」と肯定的な立場だ。なぜなら「この10年から15年の間、特に若い女優に対する(ヌードへの)プレッシャーはノーと言えないものとなりつつある。もはや女性は脱ぐことが当然と思われているんだ。だからこれはもっと早く取り上げられるべき問題だったと思う」と、女優のヌードへの重圧には同情を感じていたからだ。
 
以前のインタビューで答えた“体の反応”については、「そんなこと言ったっけ?」とトボケてみせた、ドミニク。それでも演技にのめりこんでいるという気持ちに偽りはない。
 
「(ベッドシーンの演技で)僕らはものすごく深いレベルでつながっている。もし、そのつながりが生まれなければ、演技は失敗だ。そのシーンを成功させるには、お互いが協力しあってこそ。それがベッドシーンの本当の意義なんだ。だから、たとえルールがあったとしてもお互いが協力しあう気持ちがあれば、邪魔にはならないと思う。一緒に何かを創り上げようとしているときに、ルールなんて考えない。いや、考えるのは俳優の仕事ではなく、プロデューサーや監督が責任を持って考えるべきことなのだろう」
 
ルースとの協力体制には問題無し。「アフェア 情事の行方」の2人の熱演から確認したいものだ。

 
<「telegraph.co.uk」 3月17日>