ニュース

海外ドラマ最新レポート Vol.65 祝・結婚20周年! 「メンタリスト」のサイモン・ベイカー 夫婦円満の鍵は奥様の毒舌にあり?

Report_Mentalist_Jane.jpg
サイモン・ベイカーは、「メンタリスト」で演じている、悲しい家族の思い出を抱えた男パトリック・ジェーンとは正反対に、私生活では奥様レベッカ・リグさんと幸せな結婚生活を送っている。3人の子宝にも恵まれ、今年で結婚生活20周年。夫婦円満の鍵を米誌のインタビューで語っている。
 
サイモンはレベッカさんとの結婚後、ハリウッドに進出。「メンタリスト」「堕ちた弁護士~ニック・フォーリン~」の2本のTVシリーズで主演、2017年にはティム・ウィントンの小説「ブレス:呼吸」を映画化した『Breath(原題)』で監督にも初挑戦している。
 
レベッカさんと共に歩んだ輝ける20年。愛妻家サイモンだけに、結婚記念日も派手やかに、と思いきや?
 
「僕ら夫婦にとって(結婚記念日は)特別なものじゃないんだ。記念日を祝うなんて変だと思っているから。僕にも、記念日に関してうるさい友達がいる。何かにつけて祝っているよ。僕ら夫婦も一度だけ(結婚記念日を)祝ったことがあった。その日はディナーに出かけ、僕は彼女にプレゼントをしたんだ。それなのにケンカしてしまった。おそらく僕らはお互いプレッシャーをかけ過ぎたんだろう、結婚記念日なのにって。そんなのは僕ら夫婦じゃないと思ったよ。僕らはチームなんだ、そして大親友でもある。それを記念するのに、お祝いなんて必要ないってことさ」
 
友達を見習い、背伸びをしてみたら、窮屈だと分かった。やっぱり僕ららしくしようね、とベイカー夫妻。
 
「僕らの関係において一番大切なのは、僕と彼女が自分らしくいられること。どんな人間関係においても、同じだと思うんだ」
 
サイモンにとって、レベッカさんは最高の伴侶であり、優れたアドバイザーでもある。正直な意見と的確なアドバイスを与えてくれるからだ。「ブレス:呼吸」に出合い、監督及びプロデューサーとして映画化すべきか迷った時、レベッカさんの言葉にしびれた。
 
「ねえ、あなた、周りを見てごらんなさいよ。クソ映画であふれてるじゃないの。あなたも一本、クソ映画を作ってみたら?」
 
毒舌にも取られかねない、そんなユーモラスな言葉でレベッカさんはサイモンの背中を押した。
 
「彼女は僕を上手にからかう。それが僕の支えになるって分かってるんだ。彼女にしかできない、特別な才能だよ」
 
毒舌かもしれない、でもそれが彼女の正直な意見なのだから、それでいい。自分らしく、それがいいとサイモンは思っている。
そしてサイモンには、もう一つ忘れられないレベッカさんの言葉があるという。
 
「大丈夫よ、きっとうまくいく。だけど少し頑張りなさい。普段のあなたじゃ、ダメなのよ!」
 
自分らしさも時によりけり。サイモンの性格を知り尽くしているから、レベッカさんの正直で的確なアドバイスがよく効くのだ。
 
 
<「people.com」 6月22日>