1月13日、第24回放送映画批評家協会賞の授賞式が、米サンタモニカにて開催された。
授賞式は、TV・映画のスターが見守る中、司会のテイ・ディグス(「MURDER IN THE FIRST/第1級殺人」)のオープニングパフォーマンスでスタート。テイは人気女性ラッパー、カーディ・Bのヒット曲「I Like It」をアレンジ、ハリウッドの一年を振り返る歌とダンスで会場を一気に盛り上げた。
TVカテゴリーの授賞は、ドラマ・シリーズ部門の「ジ・アメリカンズ」、コメディ・シリーズ部門の「マーベラス・ミセス・メイゼル」がそれぞれ作品賞を含む複数受賞。特に「ジ・アメリカンズ」は最終シーズンで嬉しい有終の美を飾った。
また、米CBSで最終シーズンを放送中の「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」クリエーターであるチャック・ロリーが、TVコメディ界での長年の貢献を称えられ、功績賞を受賞した。
ステージには「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」のジム・パーソンズ、ケイリー・クオコらキャストが勢ぞろい。感激するロリーと共に栄誉の瞬間を祝った。
キャストを前に、ロリーは「僕らは特別な絆で結ばれている。その絆は死ぬまで続くだろう。僕のは短く終わっちゃうけどね」と、軽いジョークを飛ばしつつ、「みんな、愛してるよ」と素直に感謝の気持ちを伝えた。
さらに功績賞について「正直言って、何なのか分からないよ。まるで小学2年生の時に、頑張って“A”をもらった感じ」と大照れ。それでも「一つだけ確実なのは、僕は幸せ者だということ」と、謙遜しながら喜びを表現した。
TVカテゴリーの受賞(★印)は以下の通り。
<ドラマ・シリーズ部門>
■作品賞
★「ジ・アメリカンズ」
「ベター・コール・ソウル」
「The Good Fight/ザ・グッド・ファイト」
「homecoming (原題)」
「キリング・イヴ/Killing Eve」
「My Brilliant Friend (原題)」
「Pose (原題)」
「キング・オブ・メディア」
■主演男優賞
★マシュー・リス 「ジ・アメリカンズ」
フレディ・ハイモア 「ザ・グッド・ドクター」
ディエゴ・ルナ 「ナルコス:メキシコ編」
リチャード・マッデン 「ボディガード -守るべきもの-」
ボブ・オデンカーク 「ベター・コール・ソウル」
ビリー・ポーター 「Pose (原題)」
マイロ・ヴィンティミリア 「THIS IS US 36歳、これから」
■主演女優賞
★サンドラ・オー 「キリング・イヴ/Killing Eve」
ジョディー・カマー 「キリング・イヴ/Killing Eve」
マギー・ジレンホール 「DEUCE/ポルノストリート in NY」
エリザベス・モス 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
エリザベス・オルセン 「Sorry for Your Loss (原題)」
ジュリア・ロバーツ 「homecoming (原題)」
ケリー・ラッセル 「ジ・アメリカンズ」
■助演男優賞
★ノア・エメリッヒ 「ジ・アメリカンズ」
リチャード・カブラル 「Mayans M.C. (原題)」
アジア・ケイト・ディロン 「ビリオンズ」
ジャスティン ・ハートリー 「THIS IS US 36歳、これから」
マシュー・マクファディン 「キング・オブ・メディア」
リチャード・シフ 「ザ・グッド・ドクター」
シェー・ウィガム 「homecoming (原題)」
■助演女優賞
★タンディ・ニュートン 「ウエストワールド」
ダイナ・シハービ 「ジャック・ライアン」
ジュリア・ガーナー 「オザークへようこそ」
レイ・シーホーン 「ベター・コール・ソウル」
イヴォンヌ・ストラホフスキー 「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」
ホーリー・テイラー 「ジ・アメリカンズ」
<コメディ・シリーズ部門>
■作品賞
★「マーベラス・ミセス・メイゼル」
「アトランタ」
「バリー」
「グッド・プレイス」
「コミンスキー・メソッド」
「ザ・ミドル 〜中流家族のフツーの幸せ」
「ワンデイ 家族のうた」
「シッツ・クリーク」
■主演男優賞
★ビル・ヘイダー 「バリー」
ハンク・アザリア 「Brockmire (原題)」
テッド・ダンソン 「グッド・プレイス」
マイケル・ダグラス 「コミンスキー・メソッド」
ドナルド・グローヴァー 「アトランタ」
ジム・パーソンズ 「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」
アンディ・サムバーグ 「ブルックリン・ナイン-ナイン」
■主演女優賞
★レイチェル・ブロズナハン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
レイチェル・ブルーム 「クレイジー・エックス・ガールフレンド」
アリソン・ジャネイ 「Mom (原題)」
ジャスティナ・マシャド 「ワンデイ 家族のうた」
デブラ・メッシング 「ふたりは友達? ウィル&グレイス」
イッサ・レイ 「インセキュア/insecure」
■助演男優賞
★ヘンリー・ウィンクラー 「バリー」
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー 「グッド・プレイス」
ショーン・ヘイズ 「ふたりは友達? ウィル&グレイス」
ブライアン・タイリー・ヘンリー 「アトランタ」
ニコ・サントス 「Superstore (原題)」
トニー・シャルーブ 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
■助演女優賞
★アレックス・ボースタイン 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
ベティー・ギルピン 「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」
ローリー・メトカーフ 「The Conners (原題)」
リタ・モレノ 「ワンデイ 家族のうた」
ゾーイ・ペリー 「Young Sheldon (原題)」
アニー・ポッツ 「Young Sheldon (原題)」
ミリアム・ショア 「Younger (原題)」
〈リミテッド・シリーズ部門〉
■作品賞
★「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
「英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件」
「アメリカを荒らす者たち」
「Escape at Dannemora (原題)」
「ジーニアス:ピカソ」
「KIZU -傷-」
〈TV映画部門〉
■作品賞
★「Jesus Christ Superstar Live in Concert (原題)」
「Icebox (原題)」
「King Lear (原題)」
「My Dinner with Hervé (原題)」
「アメリカの叫び~1人の女優が演じた18の人生」
「ジェニーの記憶」
■男優賞
★ダレン・クリス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
アントニオ・バンデラス 「ジーニアス:ピカソ」
ポール・ダノ 「Escape at Dannemora (原題)」
ベニチオ・デル・トロ 「Escape at Dannemora (原題)」
ヒュー・グラント 「英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件」
ジョン・レジェンド 「Jesus Christ Superstar Live in Concert (原題)」
■女優賞
★エイミー・アダムズ 「KIZU -傷-」*
★パトリシア・アークエット 「Escape at Dannemora (原題)」*
コニー・ブリットン 「ダーティ・ジョン -秘密と嘘-」
キャリー・クーン 「The Sinner -隠された理由-」
ローラ・ダーン 「ジェニーの記憶」
アンナ・ディーバー・スミス 「アメリカの叫び~1人の女優が演じた18の人生」
■助演男優賞
★ベン・ウィショー 「英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件」
ブランドン・ビクター・ディクソン 「Jesus Christ Superstar Live in Concert (原題)」
エリック・ラング 「Escape at Dannemora (原題)」
アレックス・リッチ 「ジーニアス:ピカソ」
ピーター・サースガード 「倒壊する巨塔 ーアルカイダと「9.11」への道ー」
フィン・ウィットロック 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
■助演女優賞
★パトリシア・クラークソン 「KIZU -傷-」
エレン・バースティン 「ジェニーの記憶」
ペネロペ・クルス 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
ジュリア・ガーナー 「ダーティ・ジョン -秘密と嘘-」
ジュディス・ライト 「アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺」
エリザベス・パーキンス 「KIZU -傷-」
*印は同点票による両受賞
<criticschoice.com」 1月13日>