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海外ドラマ最新レポート Vol.97 「ブラックリスト」シーズン7更新決まる 高収入世帯の視聴率が決め手?

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現在、米NBCでシーズン6を放送中の「ブラックリスト」が、新シーズンとなるシーズン7の更新を決めたことが分かった。
 
米エンタメサイトによると、新シーズン更新に向けての交渉はしばらく前から進められていたという。「ブラックリスト」のようなレギュラーキャストの少ない番組の場合、彼らの出演確保は更新の前提の一つ。米のTVシリーズは、最初に6シーズン分の契約が行われることが多く、主要キャストがほとんどシーズン1から出演している「ブラックリスト」では、現シーズン限りでその契約が切れることになっていた。
 
このため、まず主演のジェームズ・スペイダーの再契約を行い、もう1シーズンの追加が決まった。その後、残りのオリジナルキャストである、メーガン・ブーン、ディエゴ・クラテンホフ、ハリー・レニックスと交渉し、彼らの出演契約を新たに締結した上での、今回の新シーズン更新となったようだ。
 
「ブラックリスト」が2013年秋にスタートした際、米TVネットワークに大きな衝撃を与えた。開始当初、18-49歳層の視聴率はライブ視聴及び同日視聴のみで3.6、視聴者数は1200万人の大ヒットを記録、ジェームズ・スペイダーの怪演も相まって、大きな話題となったのだ。
 
以降のシーズンでは徐々に数字を減らしつつあるものの、7日以内のタイムシフト視聴ではライブ視聴及び同日視聴の2倍の数字を記録するなど、今なおNBCの優等生。
 
さらに「ブラックリスト」は高収入世帯でよく視聴されているというデータもある。140からなる指標に基づき推測された、年収1000万ドル(約1110万円)を超える世帯において、米4大ネットワークのドラマの中で最も視聴されているのが「ブラックリスト」だという。高収入世帯からの人気は、富裕層をターゲットとしたい広告クライアントに向けて大きなアドバンテージになる。
 
米で1月にスタートした「ブラックリスト」シーズン6は、第10話目の放送を終えたばかり。早期の更新決定で、シーズン後半へ向けストーリーも加速しそうだ。
 
 
<「deadline.com」 3月11日>