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海外ドラマ最新レポート Vol.103 米DVR視聴率リポート タイムシフト視聴増加率「ブラックリスト」が週間トップ

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米NBCで放送中の「ブラックリスト」が、DVRを利用したタイムシフト視聴で順調に視聴者を増やし、7日間の増加率で週間トップの座についていることが分かった。
 
米ニールセン社が発表した「ライブ及び同日視聴データ、ライブ視聴及び7日以内のタイムシフト視聴データ」によれば、3月第一週のライブ及び同日視聴から7日以内のタイムシフト視聴への増加率ランキングで、「ブラックリスト」が132%を記録し、トップに立った。(以降、ライブ及び同日視聴をL+SD、ライブ視聴及び7日以内のタイムシフト視聴をL+7と表記)
 
「ブラックリスト」は、L+SD 0.52からL+7 1.2で132%の上昇率。位の「ARROW/アロー」はL+SD 0.24からL+7 0.54で127%、3位の「グッド・ドクター」はL+SD 1.06からL+7 2.39で126%の上昇率となっている。
 
また、DVRによるタイムシフト視聴は、放送後3日以内に行われることが多いと言われる。このため3日内のタイムシフト視聴も重視されており、このデータにおいても「ブラックリスト」は強力。3月第3週のデータでは、3日以内のタイムシフト視聴増加率でも「ブラックリスト」がトップを記録している(上昇率83%)。
 
以前からタイムシフト視聴率が高かった「ブラックリスト」だが、さらなる好調には理由がある。今シーズンより、米での放送日が水曜日から金曜日に移動した。週末だけにそもそもの在宅率が低く、金曜日はTVの使用が他の平日夜より約30%下がるという。当然、「ブラックリスト」も今シーズンのライブ視聴率ではこれまでのシーズンを下回っている。このリアルタイムで視聴できない「ブラックリスト」ファンがDVRに録画して、7日(もしくは3日)以内のタイムシフト視聴率を押し上げているのだ。
 
ちなみに、ニールセン社は同様に視聴者数の記録も発表している。上記と同じ、3月第一週のライブ及び同日視聴から7日以内のタイムシフト視聴への増加視聴者数ランキングでは、「グッド・ドクター」が574.2万人増でトップ、以下、「THIS IS US」「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」など、人気番組が上位に名を連ねている。そして10位の「グレイズ・アナトミー」に続き、11位に「ブラックリスト」(329.2万人増)がランクインしている。
 
 
<「hollywoodreporter.com」 3月30日>