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海外ドラマ最新レポート Vol.104 「NCIS」シリーズはこの男から始まった「犯罪捜査官ネイビーファイル」の"ハーモン・ラブ"が「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」にゲスト出演へ

 

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「NCIS ネイビー犯罪捜査班」「NCIS: ニューオーリンズ」、そして「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」ファンに最高のお知らせが届いた。「NCIS」シリーズの原点である、「犯罪捜査官ネイビーファイル」の主人公ハーモン・ラブが帰ってくるというのだ。
 
海軍の捜査官ハーモン・ラブ・ジュニアは、「犯罪捜査官ネイビーファイル」でデヴィッド・ジェームス・エリオットが演じていた人気キャラクター。なんと役名もそのままで「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」にゲスト出演する。
ジェームスの出演は、米で5月12日に放送されるシーズン10第23話「The Guardian」から。ジェームス演じるハーモン・ラブは複数話に渡り登場する予定で、シーズンフィナーレ(第24話)を直前にインパクトのあるエピソードになりそうだ。
 
1995年にスタートした「犯罪捜査官ネイビーファイル」は、10シーズン続いた超人気番組。2003年にはスピンオフとして「NCIS ネイビー犯罪捜査班」がスタートした。その後「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のスピンオフとして、「NCIS: ニューオーリンズ」及び「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」が生まれている。
今回の「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」でハーモン・ラブは、イスラム過激派組織ISISのシンパが米国内でテロを計画しているとの情報を得たNCISロサンゼルス支局のカレン(クリス・オドネル)やサム(LL・クール・J)と強力タッグを組み、テロの実行阻止に全力を注ぐ。
 
このビッグなカムバックを演出したのが、「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」の製作総指揮者の一人、R・スコット・ゲミル。ゲミルは「犯罪捜査官ネイビーファイル」で最初の4シーズンの間、プロデューサーを務めており、ジェームスとは旧知の仲。久しぶりの再会について、ゲミルは「ジェームスとまた一緒に仕事ができるだけでも嬉しいのに、長い年月を経て、また同じキャラクターで出演してくれるというのだから、最高の気分だ」と語っている。
もちろんファンとっても、嬉しい再登場だ。「犯罪捜査官ネイビーファイル」の最終話(シーズン10第22話)では、ハーモン・ラブのその後があいまいになったままで終了。今回の「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」で、ハーモン・ラブが今もなお勇敢に任務に取り組む姿が描かれることになりそうなのだ。
 
また、「犯罪捜査官ネイビーファイル」のキャラクターが 「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」へ出演することについて、業界では驚く声も上がっているという。実は、「犯罪捜査官ネイビーファイル」及び「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のクリエーター、ドナルド・P・ベリサリオは、スピンオフの権利をめぐり、「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」の製作会社CBSテレビジョン・スタジオスを相手に訴訟を起こしていた。後に示談となったが、以降、ベリサリオが作り上げた「犯罪捜査官ネイビーファイル」と「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」との間にぎくしゃくとしたものが残ったとしても不思議はなかったのだ。
 
その懸念を吹き飛ばす、ハーモン・ラブの登場。「NCIS」シリーズ一丸となって、「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」シーズンフィナーレの盛り上げを狙う。
 
 
<「deadline.com」 3月29日>