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海外ドラマ最新レポート Vol.105 ストレスに克つ! 「ブラックリスト」スターが教える3つのコツ

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米NBC「ブラックリスト」にレディントン(ジェームズ・スペイダー)の腹心デンベ役で出演するヒシャム・タウフィークが、米経済サイトにて「ストレスに打つ克つコツ」について語っている。
 
現代はストレス社会。加えてヒシャムは、これまで海兵隊員、消防士、そして刑務所の看守と、生死をかけた究極のストレス状態を強いられる職業に就いてきた。俳優に転身した現在は、命を案じることは無くなったものの、「ブラックリスト」では名優ジェームズ・スペイダーの傍ら、俳優として最大級のストレスを感じる日々を送っている。
そのためヒシャムは、アクティング・スクールで学んだ3つのストレスに打つ克つコツを今も実践しているという。
 
まず一つ目のコツは「自分の好きな服を着る」。服選びはオシャレのためだけではない。何かストレスを感じる状況に対処するために、服選びを慎重に行わなければならない場合もあるのだ。ヒシャムによれば、「素材によって気持ちが落ち着くことがある」という。
 
演技を始めたばかりの時、アクティング・スクールで、ある演技コーチはヒシャムがストレス状態にあると見抜いた。そのコーチは、ヒシャムに自分が楽になるような素材の服を着るように提案、その効果はてきめんだった。演技中のストレスが軽減されたのだ。以降、ヒシャムはオーディションや特別なイベントの際に、お気に入りのコーデュロイ素材のパンツ(ズボン)を選ぶようになったという。
また、素材だけでなく、色も重要な要素だ。「身に着けるとパワフルな気分になれる色がいくつかある」とヒシャム。特に気に入っているのはグリーンだとか。
 
そして、服選びで忘れてならないのが「ケチるな」。さまざまなシチュエーションで自分を落ち着かせてくれる服に、値段で妥協してはならないという。「自分の身に着けている上着やパンツ、靴が気持ちに影響を与え、(オーディションの)部屋に入った時の気分も変える。それが実際の演技にも影響するんだ」と、ヒシャム。自分に気持ちに好影響を与えるものを値段で選ぶべきではないのだ。
 
二番目のコツが「自分をハッピーにする香りを見つける」。ヒシャムの好きな香りはオーク(ブナ科の木)とバニラ。これらの香りをかぐとストレスが和らぐのだとか。香りの精神的効果は専門家にも認められており、好きな香りは不安を抑える作用があるという。
また、他の効用として、ペパーミントの香りは頭をスッキリさせ、思考を明確にする作用があり、ローズマリーやラベンダーの香りには記憶力を高め、脳の動きを活性化させる作用があると考える専門家もいるという。
 
最後のコツは「冷静沈着なフリをする」。ヒシャムはアクティング・スクールで、自分をリラックスさせるために、プレッシャーを感じていないフリをするよう教わった。このアドバイスも効いた。プレッシャーを感じないフリをしてオーディションに挑むと、より良いパフォーマンスを引き出すことができたのだ。この自己暗示が上達するにつれ、キャリアのステップアップとなるような役を取れるようになったという。
このフリ作戦には、入念な準備が何より大切だ。それに加えて、「考えすぎないこと」。考えすぎが不安を呼び、ストレスとなる。それよりも自信たっぷりの態度で振舞う、それが自分自身をより落ち着かせてくれるのだ。
 
ヒシャムがアクティング・スクールで学んだ3つのストレスに打ち克つコツ。俳優だけではなく、日々のストレス対策に誰にでも取り入れられるアドバイスではないだろうか。
 
 
<「cnbc.com」 1月3日>