「クリミナル・マインド」でBAUプロファイラーのジェニファー・ジャロウ(JJ)役を演じるA・J・クックが、同ドラマで夫役のジョシュ・スチュワートが監督・主演する映画『Back Fork』(原題)に出演した。ジョシュと再び夫婦役を演じた同映画及び「クリミナル・マインド」について米エンタメサイトのインタビューに答えている。
「クリミナル・マインド」のJJと、ジョシュ演じるウィリアム・ラモンテーン・Jr 刑事といえば一部のファンの間で、ウィリファー(Wilifier)と呼ばれる人気カップル。ジョシュの出演回こそ多くはないもののが、シリーズを通して、JJのストーリーに影響を与えてきた。
その「クリミナル・マインド」も新シーズンとなるシーズン15で終了。ウィリファーのストーリーも終了と思いきや、A・Jとジョシュの間には、それを超えるストーリーが紡がれることになった。それが『Back Fork』だ。
「ハッシュタグ・ウィリファー(#Wilifer)はもう終わり。(『Back Fork』の夫婦役は)皆の知っている『クリミナル・マインド』とは違うのよ。だけど、ジョシュと私の相性は抜群だと思うし、お互い信頼し合っている。そんな彼に頼みごとをされたから、とりあえずイエスと答えたの」
ジョシュにとっては、『The Hunted』(原題)に続く、二度目の映画監督作品。一見不安そうな表情がトレードマークのジョシュだが、A・Jいわく監督業はなかなか堂々としたものらしい。
「彼は最高にクールで、落ち着いていて、きちんとした性格よ。私も似たようなところがあって、落ち着いてるし、時々は真面目になる。似た者同士だから、お互いの良いところを引き出せたのだと思う。監督としても、彼が何を伝えようとしているのか、すぐに理解できたわ」
驚くほどの絶賛も心配は無用。2人は子持ちの既婚同士、ウィリファーはあくまでも仕事仲間、もしくは友人の関係だ。
心の優しいA・Jだから、新シーズンで終了する「クリミナル・マインド」の共演者にも、とびきりの愛の言葉を贈る。
「(最終シーズンの)一瞬一瞬を味わってるの。終わりが近づくと思えば、辛くなる。だって私はここで育ったんだもの。皆が家族なのよ。私の(本物の)家族だって、この番組と関わりのない私を知らないくらいよ。だから“グッバイ”は言わないつもり、家族なんだから、そんなの必要ないわ」
むしろ、お別れなんて考えたくない、それがA・Jの心境なのかも。「クリミナル・マインド」一家と離れた後のホームシックは覚悟している。それを癒すためなのか、撮影終了後はスマートフォンの電源を切って(本物の)家族と一緒に自然の中を旅する予定だという。
<「hollywoodreporter.com」 4月11日>