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スタートレック」ユニバースがさらに広がりを見せている。次の映画版の監督としてノア・ホーリーが映画会社との交渉に入っていると報じられた。
『スタートレック』映画版は、2009年にJ・J・エイブラムス監督が同名のリブートを手掛け、新しいファン層を獲得した。エイブラムスは、続けて2013年の『スタートレック イントゥ・ダークネス』も手掛けた後、リブート3作目の『スタートレック BEYOND』(2016年)では、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リン監督にメガホンを譲った。2019年に公開が予定されていたリブート4作目は、監督の降板もあり、延期に。配信の「
スタートレック ディスカバリー」が好調なことからも、映画版の動向が注目されていた。
ノア・ホーリー監督は、映画『ファーゴ』の同名TV版を製作し、エミー賞を授賞した気鋭のクリエーター。『X-MEN』のスピンオフTVシリーズ「レギオン」も成功させており、クライムサスペンスからマーベルまで、ジャンルを問わない独特の世界観が評価されている。
リブート4作目には、クリス・パイン、ザカリー・クイントら、おなじみの面々が集結する予定で、順調にいけば、第5作、第6作も製作される見通しだ。
また、第6作までのリブート映画版とは異なるスピンオフとして、クエンティン・タランティーノ監督がメガホンを取る『スタートレック』映画も準備中だとか。タランティーノと『スタートレック』の融合にどんな化学反応が起こるのか、幅広い関心を集めそうな一作だ。
映画版だけでも4作品が待機する「スタートレック」ユニバース。TVシリーズ、映画、アニメと、ユニバースはこれからも広がり続ける。
<「deadline.com」 11月19日>