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海外ドラマ最新レポート Vol.258  「ケイティ・キーン」のルーシー・ヘイル、ケイティ役に共感も「私はそこまでファッショニスタじゃない!?」

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「プリティ・リトル・ライアーズ」のアリア・モンゴメリー役でおなじみのルーシー・ヘイルが、新ドラマシリーズ「ケイティ・キーン」に主演、PRのためTVのインタビューに答えている。米では今年2月から3カ月に渡り放送された「ケイティ・キーン」。若者に人気の「リバーデイル」のスピンオフで、放送前から評判のシリーズだった。

 

「ファンの反応が凄いのよ。インスタグラムのライブやツイッターを見ても、楽しんでもらってるみたい」と、SNSでの反応を素直に喜ぶ。これまでの当たり役(「プリティ・リトル・ライアーズ」)がダークなイメージだったからだろうか、ルーシーも今回の明るくポジティブな役が楽しいのかもしれない。

 

「ケイティ役に私自身を見つけてしまうの。彼女の衝動や情熱には初めから共感できた。仕事に対してだけじゃない、友だちにも熱く接するところとかね」ケイティは何より自分自身を愛し、人生をより良くすることに情熱を注ぐ女の子。そんなところに、ルーシーは地元(テネシー州メンフィス)からLAに夢だけ抱えてやってきた頃の自分を重ねてしまうのだという。

 

「それに一日14時間もセットに籠っているとね、より役を自分自身に近づけてしまうものなのよ。自分のキャラクターの生い立ちや生活環境みたいなバックストーリーを作り上げることも、よくやるの」

 

ケイティ役にどんどん同化してゆくというルーシーだが、それでも自分と相違点があることも分かっている。ファンにとっては、意外かもしれないが、それはケイティがファッショニスタ過ぎること。

 

「私はそこまでファッショニスタじゃないもの。ケイティはとっても女の子らしくって、ファッションもガーリーなものを好んでる」もちろん、ルーシーもファッションに興味があり、お洒落することも大好き。だけど「私はもう少し落ち着いている。服もカジュアルなことが多い」のだとか。さらにケイティは「ファッションの本質を理解している。私とはファッション好きのレベルが違う」と、リスペクトしている。

 

「ケイティ・キーン」撮影地のNYは、米国で初めて新型コロナウィルスの感染爆発が起こった地だが、なんとか撮影は最後まで終えることができた。その後、ルーシーはLAに戻り、自粛期間を迎えた。

 

「皆と同じことをしたわ。服を色染めしたり、バナナブレッドを作ったり、ジグソーパズルをしてみたり。あとは、TVをずっと見てた、何をしたらいいか思いつかないんだもの。ちょっと病的なくらいTVを見てるのよ」

 

売れっ子女優も、この親しみやすさが出演作の絶えない理由の一つだろうか。自身を投影する「ケイティ・キーン」でますますファンをとりこにしそうだ。

 

 

<「pittsburgh.cbslocal.com」5月14日>