2012年にスタートした「
エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」は、シーズン7でフィナーレを迎えた。シャーロック・ホームズ役のジョニー・リー・ミラーとW主演で7年間を駆け抜けた、ジョーン・ワトソン役のルーシー・リューがエンタメサイトのインタビューに答えている。
「寂しくはない、やり切った感じ」と、フィナーレについて語ったルーシー。出世作となった「アリー my Love 」や初主演の「カシミアマフィア」など印象的なTV出演作を抱えるルーシーにとっても、7シーズン続いた「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」は特別な番組だ。「努力を重ねた結果だと思うの。以前からこの手の番組(一話完結型)は突っ走るんじゃなくて、ペースを一定に保って走り続けることが大切だと考えていた。その意味で、ここまで続けられたことに感激してるわ」
全154話。一人ガムシャラに張り切るより、共演者やスタッフと息を合わせ、日々仕事に取り組むこと。そして番組を長続きさせる上で、最も繊細だったのが、共演者ジョニー・リー・ミラーとの関係だ。「その意味で、私たちはプロフェッショナルだった。同じ方向を向いて仕事ができたから。それにお互い、この7年間の間に成長できたと思う。彼も私も、この番組で監督デビューしたのよ」番組を演じる側からだけでなく、製作する側からも見ることができたのが大きかったとか。「私たちは仲間になった。一緒に立ち上がり、励まし合ったもの。彼からはたくさんのことを学んだから、パートナーになれてラッキーだと思ってる」
英国人俳優のジョニーと、中国系米国人女優のルーシー。お互い強烈な個性の持ち主だが、二人の相性は確かに良かったらしい。「今度彼の芝居を見に行く予定なの。これからもお互いサポートし合うつもり。番組が終わったとたん、相手の連絡先を無くしちゃうなんて人もいるけれど、願わくば彼とはこの絆を大切にしていきたいわ」
急がず慌てずほどほどに。ベテランの2人が7年かけて作り上げた関係は結構丈夫。フィナーレとなるシーズン7では、画面から漂うその絆を確認してほしい。
<「thewrap.com」 2019年5月30日>