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海外ドラマ最新レポート Vol.309  メーガン・ブーンが明かす「ブラックリスト」で過去一度だけスタンディングオベーションが巻き起こったシーンとは?

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米NBC「ブラックリスト」は、現在シーズン8を放送中。ロングランシリーズに成長した人気クライムサスペンスは、これまでの撮影で一度だけキャスト・クルーの間からスタンディングオベーションが巻き起こったシーンがあるという。米誌の取材にエリザベス・キーン役のメーガン・ブーンが明かしている。
 
その感動の瞬間は意外なキャラクターの怪演が生み出した。それはシーズン2フィナーレでの出来事。カメラの前に立つのは、メーガンとハリー・レニックス(クーパー役)そして、リード・バーニー(トム・コノリー司法長官役)だ。コノリーは親友クーパーを騙して恩を売っていた。その化けの皮がはがれたシーンだ。まさにクライマックス、緊迫の演技が続く。撮影が終了した瞬間、周囲で見守っていたキャスト、クルーが次々と立ち上がり、拍手喝采を生み出したというのだ。
 
「格別に思い出深いシーンになったわ。その時、私たちはドーム型の建物の中で撮影していたのだけど、拍手は両サイドから巻き起こり、建物中に広がった。拍手は反響して鳴り響いたの」 ごう音のような拍手喝采は今もメーガンの耳に残っている。そして、何より忘れられないのが、皆の称賛を一身に受けたリードの顔。「あの時の彼の表情は何ものにも表現しがたいくらい、素敵だったわ。あのシーンでの彼は、『ブラックリスト』にとって魂のようなものだと思う。彼の演技こそが、悪役とは何たるものか表現してくれたのだから」
 
親友をおとしめる役など誰が喜んで演じるだろう。しかし、リードはコノリー役を憎らしく、腹立たしく、とことん悪役になりきって演じた。そこから「ブラックリスト」はシーズン3以降の新しい展開へとつながってゆく。リードが魅せた魂の悪役演技は、それから6シーズン過ぎた今も、キャスト・クルーら仲間内で語り継がれている。
 
 
<「ew.com」    4月23日>