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MANIFEST/マニフェスト」シーズン3の米放送開始直前に、主演のメリッサ・ロクスバーグとジョシュ・ダラスが米エンタメサイトのインタビューに答えた。コロナ禍の中行われた撮影について明かしている。2020年3月以降、コロナウィルス感染防止のため、ハリウッドではさまざまな規制の中、撮影が行われている。「MANIFEST/マニフェスト」シーズン3の撮影も、厳格な規制を遵守したという。
「コミュニケーションが制限されたという意味では、皆と分断された気持ちになってしまった」と語るのはメリッサ。ソーシャルディスタンスを無視できたのはカメラの前だけ。現場でもキャスト、スタッフとのちょっとした雑談や触れ合い、そんな日々のコミュニケーションを最低限に抑えなければならなかったからだ。元来、社交的な米国人には辛い規制のはずだ。
「頑張ることはあきらめなかったわ。そんな状況でもたくさん楽しみを見つけることは出来たのよ」(メリッサ)ただ撮影の中断期間が長かったため、「仕事の手順を忘れてしまった」と半分ジョークのような愚痴も。まさかこんなにコロナ禍が続くとは誰も考えていなかったのだ。「2020年の3月にロックダウンが始まったでしょう。『MANIFEST/マニフェスト』のシーズン3更新が決まったのが、6月。私はその頃には世界は元通りに戻っていると思っていたわ」(メリッサ)
一方のジョシュ、2020年の9月から始まったシーズン3の撮影を大きなトラブルもなく、成し遂げたことを誇りに思う。「今までとは全く違う働き方、プロトコルを覚えた。僕らは上手く順応できたと思っている。今じゃそれがニューノーマルになったくらいだ。以前のやり方に戻るとしたら変な気持ちになるんじゃないかな」
撮影のルールは変更されたが、変わらないのは「MANIFEST/マニフェスト」の世界だ。「僕らの作品は独特な世界を描いている。マニフェスト・ワールドだよね。だから僕らのストーリーに何か別の問題を加えるとしたら、邪魔以外の何物でもない。マニフェスト・ワールドにはコロナウィルスは存在しないんだ。僕らの作品は、視聴者を別の世界で起こるストーリーに導いている。これ以上何が必要だって言うんだい?」
私たちの世界は今もコロナウィルスの恐怖にさらされている。そんな現実から一時逃避を。少しの間、マニフェスト・ワールドに没頭してみよう。
<「ew.com」3月31日>