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海外ドラマ最新レポート Vol.369  お世話になった街にお別れ「NCIS: ニューオーリンズ」ファイナル・シーズンにキャストらが感謝の言葉

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2014年にスタートした「NCIS: ニューオーリンズ」がシーズン7の放送をもって幕を降ろす。ワシントンD.C.が舞台の「NCIS ネイビー犯罪捜査班」、ロサンゼルスが舞台の「NCIS:LA 極秘潜入捜査班」と比べ、より舞台とする街の個性が際立っていたのが「NCIS: ニューオーリンズ」。ファイナル・シーズンを迎え、キャストらが地元TV局にニューオーリンズへの思いを明かしている。
 
「7年間もニューオーリンズに住んでいたのよ。この街の思い出はたくさんできた」と、愛着を語るのはロレッタ・ウェイド検視官役のCCH・パウンダー。「家も買ったのよ。この街に馴染みたいと思ったから」 『アバター』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』など大作映画への出演でも知られるベテラン女優は、自宅を購入するほど、ニューオーリンズに惚れ込んでいたのだ。
 
主役のプライドNCIS特別捜査官を演じたスコット・バクラは、ニューオーリンズのカルチャーに魅了された。劇中、何度も登場したバンド演奏シーンには格別の思い入れがある。「音楽、そして一緒に演奏してくれたミュージシャンを通して、この街で素晴らしい経験をさせてもらった。すごく感謝しているよ」 演奏シーンに登場したのは、ドクター・ジョン、ミーターズら地元を中心に活躍するブルースやR&Bの有名ミュージシャンたち。レジェンドとも呼ばれる彼らとの共演は、音楽好きのスコットに大いなる刺激を与えたようだ。
 
「この作品に出演させてもらって、ニューオーリンズを深く理解できた」と語るのはハンナ・コーリー捜査官を演じたネカー・ザデガン。ドイツ生まれのネカーは、米国有数の美しい街として知られるニューオーリンズでの撮影に感謝しているとか。スーパーに買い物に行けば、よく声を掛けられたとキャストたち。ニューオーリンズの住民にとっても、彼らは地元のヒーロー、ヒロインたちだったのだ。
 
「製作スタッフや地元の皆さん、そして街自体が最高だった。7年も経っていたなんて信じられないね! 」とスコット。「NCIS: ニューオーリンズ」は、作品に関わった皆にとって、まさに“プライド”のような作品だったに違いない。
 
 
<「wwltv.com」    2021年5月14日>