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スーパーナチュラル」の“ウィンチェスター兄弟”がプロデューサーとしても大活躍だ。「スーパーナチュラル」でサム・ウィンチェスターを演じていたジャレッド・パダレッキと、その兄役ディーン・ウィンチェスターを演じていたジェンセン・アクレスが、それぞれ製作総指揮を務める新ドラマシリーズが、米CWでパイロット版製作されるという。
CWは「スーパーナチュラル」が15シーズンにわたり放送されていたネットワーク。「スーパーナチュラル」は、2006年の開局以降、CWにとって最大のヒットシリーズであり、ゆえにジャレッドとジェンセンはCW最大の貢献者とも言える。その二人を生んだ「スーパーナチュラル」は放送中から、スピンオフ案が幾度となく浮上。しかしそのシリーズ化が実現に至ることはなかった。
今回、CWがパイロット版の製作にゴーサインを出したのは、「スーパーナチュラル」のプリクエル(前日譚)、「The Winchesters(原題)」。ジェンセンと女優で妻のダニール・ハリスも製作総指揮に名を連ねている。「The Winchesters(原題)」の企画が上がったのは、2021年6月。この時、ジェンセンの相棒であるジャレッドに話が伝わる前に、メディアに企画がリークされてしまったため、一時はジャレッドが不穏なコメントをSNSで発表。直後に、ジェンセンとジャレッドが話し合い、誤解を説いた一件も話題になった。「The Winchesters(原題)」は、兄弟の両親であるウィンチェスター夫妻のラブストーリーであり、夫妻の悪霊ハンターとして命を懸けた戦いが始まるまでを描く。
ジャレッドは、2021年より同じくCWで「Walker(原題)」に主演中。こちらも早々にプリクエル「Walker: Independence(原題)」が誕生しそうだ。CWがパイロット版を進行中で、製作総指揮としてジャレッドも参加する。「Walker(原題)」の脚本も手がけるアンナ・フリックらと共に製作するという。「Walker(原題)」は1990年代に日本でも人気のあった「炎のテキサスレンジャー」のリブート版。それら二作のプリクエルとなる「Walker: Independence(原題)」は、1800年代後期の米国を舞台に、ボストンから西部を目指す富豪婦人アビー・ウォーカーが、殺害された夫の敵討ちを狙うストーリーだ。
「スーパーナチュラル」が終了して一年以上経つ今も、“ウィンチェスター兄弟”の活動は注目を浴びている。良きライバルとして、これからも共に輝き続けることだろう。
<「variety.com」 2月3日>