「S.W.A.T.」でLA市警S.W.A.T.チームリーダー、ホンドーを演じているシェマー・ムーア。「クリミナル・マインド」のデレク・モーガン役でもおなじみのシェマーは、52歳となった現在も脅威の肉体美を維持する“奇跡の52歳”として知られている。 「いつも冗談を言ってるんだ、10年前にこの仕事を引き受けたかったって」 「S.W.A.T.」は現在、米の地上波で放送されているTVシリーズの中でトップクラスのカーチェイス、ファイトシーンなどを見せてくれる、本格的なアクションドラマ。それだけに演じる俳優たちの負担は苛酷といえるほどハードらしい。

 

「撮影でスーパーヒーローのように走り回って、家に帰るともうぐったりさ。浴槽に氷水を入れて体を冷やさなきゃ、それからマッサージして、ホットバスに入ろうなんてね。自分の体を守るために、何でもやらなきゃならない」 “奇跡の52歳”であることは間違いない。しかし、奇跡を起こすためにシェマーの努力は半端ない。 「これまでずっと体型を維持してきた。スポーツをすれば、それでなんとかなったんだ。だけど（体型維持が）どんどん難しくなってきている。今の僕が、ベストの状態とは言い難い」 アクティブなシェマーはいろいろなスポーツを楽しみながら、トレーニングも併せ肉体美を維持してきた。恵まれた体質とストイックな精神のおかげかもしれない。年齢に抗うのが厳しくなってきた今、それでもシェマーには絶対に譲れないことがある。

 

「自分に誓ったのさ、絶対に中年太りにはならないってね。自分自身に妥協はしないよ」 “奇跡の52歳”であり続けるためにシェマーは毎日1ガロン（約3.8リットル）の水を飲んでいるのだとか。「もう3週間続けているよ。体内をキレイにするためさ。それで僕はジムに行き体を鍛える。いつまでもセクシーでいたいからね」 ベイビーガールたちのために、と茶目っ気たっぷり。独身のシェマーにとってモテたいのは本心だろうが、何よりプロフェッショナルであること、それが自身を追い込む最大の理由だ。 「まじめな話、この仕事を続けるために体型を維持しないといけないのさ。僕らは撮影で階段を駆け上ったり下がったり、悪い奴を追いかけて路地を全力疾走して闘う。ハードなアクションのために頑張っているんだ」

 

年齢を言い訳にしない、できることは全部やる。全てはシェマー・ムーアであるために。

 

 

＜「khaleejtimes.com」 　11月10日＞