TVでも映画でも、出演作の大ヒットは俳優にとって最高の喜び。しかし、その反面いつまでも、その役のイメージがついてまわる副産物もある。 俳優にとっては痛しかゆし、当たり役のイメージで知られる10人のスターを米エンタメサイトが厳選している。
①「奥さまは魔女」のエリザベス・モンゴメリー
タイトルロールの魔女サマンサを演じていた。米国では1964年から72年まで放送、日本でも中高年以上の知名度は抜群のはず。映画版リメイクではニコール・キッドマン、日本版では米倉涼子が彼女の役を演じていた。
どの医師もサジを投げるような難病を小さな手掛かりから治療に導く、やさぐれ医師ハウスを演じた。出演作多数の実力派だが、8シーズン続いた同作のインパクトは大きかった。
③「X-ファイル」のジリアン・アンダーソン
超常現象を捜査するFBI捜査官ダナ・スカリーを演じた。相棒のモルダー(デイヴィッド・ドゥカヴニー)との名コンビもTV史上に残り続けるだろう。
④「ウォーキング・デッド」のノーマン・リーダス
最終シーズンまで出演した人気キャラクター、ダリルを演じた。本家は終了したが、現在ダリルを主人公としたスピンオフが進行中。
⑤「フレンズ」のリサ・クドロー
天然系のおとぼけシンガーソングライター、フィービーを演じていた。「フレンズ」終了以降も、何か面白いことを言いそうなボケキャラばかりを演じているのは少し気の毒。
スポック役がはまりすぎたのも事実だが、個性ある顔立ちが他の役を演じるのに足を引っ張ったのかも。当たり役というより、もはや米エンタメ界のアイコン的存在にまで昇華している。
⑦「バフィー 〜恋する十字架〜」のサラ・ミシェル・ゲラー
最初の当たり役であることは間違いないが、番組自体がカルト人気的なので、その後の彼女の活躍からして代表作はほかにもありそう。日本人には映画『THE JUON 呪怨』の好演も忘れられない。
⑧「Family Matters(原題)」のジャリール・ホワイト
米で1989年から98年まで放送されていたシットコム。主人公スティーブ・アーケル役で有名。日本未放送なので馴染みは薄いかもしれないが、米国では誰もが知るおなじみのキャラクター。
⑨「ゲーム・オブ・スローンズ 」のエミリア・クラーク
シリーズを通しての人気キャラクター、ドラゴンの“母”デナーリス・ターガリエンを演じた。少女時代から描かれ、王座を目指し、時に冷酷にもなりうる女性に成長した姿は多くのファンを引き付けた。
すでにクリストファーは降板したものの、エリオット・ステイブラー刑事はファンに愛され続けている。ただし「OZ/オズ」で演じていたサイコティックな囚人クリス・ケラー役も忘れがたい。
<「cbr.com」 9月8日>