「
LOVE LIFE」シーズン2で、ミステリアスかつ魅力的な女性ミアを演じるジェシカ・ウィリアムズ。日本では『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』のユーラリー・ヒックス役でなじみのある人も多いだろう。コメディアンとしてショービズの世界に飛び込み、現在は女優としての活躍目覚ましいジェシカ、同じく急成長の売れっ子ウィリアム・ジャクソン・ハーパーとの共演は本人にとっても楽しみだったという。
「ウィリアム・ジャクソン・ハーパーと仕事ができることは、私にとって本当に喜びでした。彼はすごく勢いのある人ですから!」 また「LOVE LIFE」が、通常のTVシリーズと異なり、1シーズンごとに出演者や設定の変わるアンソロジーだったことも興味を抱いた理由らしい。
「1シーズンで物語を完結させるのがアンソロジーです。すごくクールなアイデアだと思います。(映画と違い)二人の出会いから、フィナーレまで描き切る時間の余裕がある一方、(TVシリーズと違い)次のシーズンはどうなるのかしら、なんて心配することもありませんから」
そして才媛ジェシカにとって、何より嬉しいのは“ミア”がまだキャラクターとして未完成であったこと。 「『LOVE LIFE』の出演を決める前に、私はショーランナーのサム・ボイドとラシェル・ウィリアムズ・ベンナリーに会って話をしました。彼らはすでに“ミア”について大まかなイメージとストーリーを作っていましたが、決まっていたのはそこまで。“ミア”がどんな女性なのか、それを考えるのは私に任せてくれたのです。自分で作り上げたキャラクターを披露するのはエキサイティングでした」
楽しかったのは“ミア”がジェシカの知らない一面を見せてくれた時。自分が作り上げたキャラクターであるにもかかわらず。 「(私の知らない一面を見せてくれた時が)何度もありました。ウィリアムと一緒のシーンの時、新しい脚本をもらった時、朝7時のファミリーレストランで(共演者の)ブレア・アンダーウッドから指摘されたこともありました。『えっ、ミアってそんな人だったの?』って発見したのです」
おそらくジェシカ自身、クリエイティブ精神にあふれた人なのだろう。ストーリーから生まれた架空のキャラクターが、あたかも生を受けたかのように、成長し動き始めるのが嬉しくてたまらないのだ。ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、そしてジェシカ。これからのハリウッドを担う実力派スター共演の「LOVE LIFE」。彼らの演技から生まれる興奮をぜひ感じ取ってほしい。
<「collider.com」 2021年11月21日>