「CSI: 科学捜査班」の人気者キャサリン・ウィロウズを演じていたマージ・ヘルゲンバーガーが、スピンオフとなる「
CSI: ベガス」のシーズン2に出演している。「CSI: 科学捜査班」シーズン12でレギュラー降板、シーズン14でのゲスト出演以来、実に9年ぶりの同役を演じるにあたり、米誌のインタビューに応じている。
ベテラン女優として貫禄ある演技を魅せるマージ、「CSI: ベガス」シーズン2撮影時は「オールライズ 判事ローラ・カーマイケル」の撮影も掛け持ちしていたという。
「もう頭がどうかしちゃうと思ったくらい大変だったわ。だけど考えてみれば、こんな機会をもらえるって、私はラッキーな俳優よね」
スケジュールの調整を重ね、ファン待望のキャサリン・ウィロウズが“CSI”に復帰した。
「巨大なスタジオで驚いたわ。以前と比べて5倍はあるんじゃないかしら。どこに何があるかまだ分かってないのよ」
現場入りし、「CSI: ベガス」のサイズ感に驚いたとか。オリジナルの「CSI: 科学捜査班」よりスケールアップしているのだ。
「それに全面ガラス張りだからお洒落。いつも誰かが磨いているわ。あんまりピカピカだから、ぶつかっちゃうくらい。ぶつからないためのコツがあって、歩き出す前にライトに目を慣らしておくといいの」
変わったことは他にもある。キャサリンが銃を使わなくなったこと。
「シーズン2の最初はまだCSIの捜査官じゃないから、銃の携帯は許されてないの。だけど、それだけが(銃を使わない)理由じゃないわ。私自身、キャサリンは銃を使う必要がないと思っている。銃規制に関する、私個人のポリシーでもあるわ」
銃規制について、きっぱり意見を述べるあたり、マージの芯の強さが伺える。しかし演出上、銃を使うシーンを要求されれば、その時は従うという。プロとして自分の仕事は全うする。
最後に変わらなかったこと。
「(『CSI: 科学捜査班』の時と比べて)私は少し歳を取ったから、キャサリンの衣装も少しエレガントにして欲しいと頼んだ。だけど、すぐに気が変わったわ。以前のキャサリンはタイトなジーンズやブーツを履いていたでしょう? その方がキャサリンらしいんだって気がついたの」
クールかつアクティブなスタイルこそ、キャサリン。それに何を身に着けたってマージはエレガントなのだ。
変わったこと、変わらなかったこと。けれど、何より「CSI: ベガス」にキャサリンの姿があるだけで、ファンは大満足に違いない。
<「usatoday.com」 2022年10月20日>