「サバイバー: 宿命の大統領」では、大規模テロ事件の発生により、急遽、米国大領領に任命された男を演じているキーファー・サザーランド。世界のリーダーを貫禄そして魅力たっぷり演じる姿に、さすがハリウッドスターのカリスマを感じるファンも多いことだろう。

 

そのキーファーが、英のラジオ番組に出演。なんと英国田舎町の町長に立候補すると発言したから、びっくり仰天だ。

「まだ、皆に言ってないけどね、僕はスケッグネスの町長に立候補するつもりなんだ」

カナダ出身、俳優としては主に米国で活躍するキーファーだが、英国での生活も気に入っているとか。ロンドンで過ごすだけでなく、田舎町を巡るのも好きだという。中でも、お気に入りが海岸沿いに位置するスケッグネス。人口2万人程度の小さな町だ。

爆弾発言にラジオ番組のパーソナリティたちも「投票しに行かなきゃね」と大はしゃぎ。

キーファーは「無理しなくていいよ、ちょっと遠いからね。(スケッグネスには)友だちが5人いるから勝てると思う」と、立候補前から勝利宣言だ。

 

もちろん、これはキーファー流のジョーク。俳優業に音楽活動と多忙なキーファーに、町長の椅子を温める時間はないだろう。

ジョークとはいえ、爆弾発言を現スケッグネス町長はどう思うのだろう。地元紙の取材に答えた、カウン・エイドリアン町長は「世界中を旅しているハリウッドスターが町長になりたいと言ってくれたのだから、私たちにとって有難いことです」と感謝のコメント。さらに「いつかお会いしたいですね」と表敬訪問を大歓迎している。

 

非公認の観光大使キーファーの一言でスケッグネスの知名度は爆上がり。キーファーのファンにとっては聖地のような町になるに違いない。

 

 

＜「lincolnshireworld.com」　5月24日＞