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スタートレック ディスカバリー」のソネクア・マーティン=グリーンが、米エンタメサイトの取材に答え、シーズン4で迎えた自身のキャラクターの昇進について思いを明かしている。
「スタートレック ディスカバリー シーズン4」最大の変化と言えば、ソネクア演じるマイケル・バーナム船長がディスカバリー号船長に就任したことだろう。
「船長への昇進は、本当に凄いことなんです。その道のりはとても長かった」とソネクア。
ソネクアにとって「スタートレック ディスカバリー」のそれまでのストーリーは、自身が船長になるまでを描いていると言えるのだとか。
「『もうすぐ船長になれそうだ』とか軽々しく口にできるものでもありませんでした。マイケル自身が努力して手にいれたのです」
マイケルの仕事への献身を身をもって知るだけ喜びもひとしお。マイケルがシーズン1から3までの間、波乱万丈の時間を過ごしていたのは、ファンなら誰もが知っている。
「彼女がリーダーに成長する姿を演じることができたのは、他の船長とは異なり、本当に特別だと思います」
確かに、オリジナルの「宇宙大作戦」や「エンタープライズ」「新スタートレック」と、主なシリーズは皆主役が初めから船長だった。「スタートレック ディスカバリー」では一度は罪人にまで身を落としたマイケル、エリートではなかった分だけ、起死回生のストーリーはとびきりドラマチックだ。
そしてマイノリティとしての誇りもあった。
「黒人女性として、初めて『スタートレック』の船長となり、番組の主役にもなれました。『スタートレック』シリーズの歴史に名前を残すことができたのです。私にとっては大きな意味があります」
マイケルは、今や歴代の名船長たちと同じ土俵に立っている。そこから見える景色は彼らと同じだという。
「『スタートレック』の船長の共通点を挙げるとしたら、犠牲的なリーダーシップ精神でしょう。(皆のためなら)進んで命を捧げなくてはなりません」
シーズンを重ね、「スタートレック」の一員としても成長したソネクア。名船長のリストに新たに名を刻んだ。
<「trekmovie.com」 2021年7月14日>