スパドラ!最新USレポート Vol.242:第66回エミー賞授賞式 「ブレイキング・バッド」が圧勝!作品賞、主演男優賞含む6冠を達成!「ビッグバン★セオリー」ジム・パーソンズも4度目の主演男優賞を受賞!
米時間8月25日、ロサンゼルスのノキア・シアターにて、第66回エミー賞授賞式が開催された。米では最終シーズンが放送された「
ブレイキング・バッド」が、ドラマ・シリーズ部門の作品賞を含む6冠を達成、主要部門を独占する圧勝の結果となった。
ドラマ・シリーズ部門助演男優賞には、3度目の受賞となる
アーロン・ポール(「ブレイキング・バッド」)。「ブレイキング・バッド」は、「僕の人生を変えてくれた」と素直なスピーチ。主演の
ブライアン・クランストンに対して、「いろんなことを教わった、仕事のことでも、それ以外のことでも。僕の親友だ」と、感激の面持ちで生涯の友情を誓った。
アンナ・ガン(「ブレイキング・バッド」)は、昨年に引き続き2度目のドラマ・シリーズ部門助演女優賞を受賞。「7年前にキャスティング・ディレクターから(『ブレイキング・バッド』を)教えてもらったのだけど、読んでみてこれまでで最高のパイロット版の脚本だと思ったわ」と番組開始以前の思い出を振り返った。一緒に夫婦役を演じたブライアンについても、「人間性も最高。これ以上望むことのできないくらい素晴らしいパートナーだった」と、劇中の“夫”を讃えた。
この日、最大の激戦区と言われたドラマ・シリーズ部門主演男優賞には、「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストンが、5度目の受賞。「True Detective」のマシュー・マコノヒーが最有力候補と見られていたことから、「僕でさえ、マシューに投票しようと思ったくらいだ」とジョークを飛ばしながらも、アーロン、アンナの受賞に続く、主演の面目を果たしたことに、ブライアンもホッとした様子。関係者に感謝の言葉を述べながら、「おそらく僕にとって人生で一番大切な役になるだろう」と、ブライアンのキャリアにとって転機となった、「ブレイキング・バッド」クリエーターのヴィンス・ギリガンに向けて最大の賛辞を贈った。
「ブレイキング・バッド」はドラマ・シリーズ部門の作品賞も受賞、併せて同部門脚本賞、編集賞(シングルカメラ)も受賞し、今年のエミー賞で6冠を達成。昨年の3冠を上回り、最終シーズンに最多のエミー賞を獲得する有終の美となった。
主要部門の受賞結果は以下の通り。★印が受賞作品・受賞者。
<ドラマ・シリーズ部門>
■作品賞
「ダウントン・アビー」
「ゲーム・オブ・スローンズ」
「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
「MADMEN マッドメン」
■主演男優賞
ケヴィン・スペイシー 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
ジョン・ハム 「MADMEN マッドメン」
ジェフ・ダニエルズ 「ニュースルーム」
ウディ・ハレルソン 「True Detective」
マシュー・マコノヒー 「True Detective」
■主演女優賞
ミシェル・ドッカリー 「ダウントン・アビー」
★ジュリアナ・マルグリース 「グッドワイフ」
クレア・デインズ 「HOMELAND」
ロビン・ライト 「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
リジー・キャプラン 「Master of Sex」
ケリー・ワシントン 「スキャンダル 託された秘密」
ジム・カーター 「ダウントン・アビー」
ピーター・ディンクレイジ 「ゲーム・オブ・スローンズ」
マンディ・パティンキン 「HOMELAND」
■助演女優賞
マギー・スミス 「ダウントン・アビー」
ジョアン・フロガット 「ダウントン・アビー」
レナ・ヘディ 「ゲーム・オブ・スローンズ」
クリスティーン・バランスキー 「グッドワイフ」
クリスティーナ・ヘンドリック 「MADMEN マッドメン」
<コメディ・シリーズ部門>
■作品賞
「Louie」
★「モダン・ファミリー」
「Orange Is The New Black」
「Silicon Valley」
「Veep」
■主演男優賞
リッキー・ジャーヴェイス 「Derek」
マット・ルブラン 「マット・ルブランの元気か~い?ハリウッド! 」
ドン・チードル 「House Of Lies」
ルイス・C・K 「Louie」
ウィリアム・H・メイシー 「シェイムレス 俺たちに恥はない」
■主演女優賞
レナ・ダナム 「Girls」
メリッサ・マッカーシー 「マイク&モリー マシュマロ系しあわせ日記」
イーディ・ファルコ 「ナース・ジャッキー」
テイラー・シリング 「Orange Is The New Black」
エイミー・ポーラー 「Parks And Recreation」
★ジュリア・ルイス=ドレイファス 「Veep」
■助演男優賞
アンドレ・ブラウアー 「Brooklyn Nine-Nine」
アダム・ドライバー 「Girls」
ジェシー・タイラー・ファーガソン 「モダン・ファミリー」
エド・オニール 「モダン・ファミリー」
★タイ・バーレル 「モダン・ファミリー」
フレッド・アーミセン 「Portlandia」
トニー・ヘイル 「Veep」
■助演女優賞
ジュリー・ボーウェン 「モダン・ファミリー」
★アリソン・ジャニー 「Mom」
ケイト・マルグルー 「Orange Is The New Black」
ケイト・マッキノン 「サタデー・ナイト・ライブ」
アンナ・クラムスキー 「Veep」
<ミニシリーズ/TV映画部門>
■ミニシリーズ 作品賞
「アメリカン・ホラー・ストーリー:精神科病棟」
「Bonnie & Clyde」
★「Fargo」
「Luther」
「Treme」
「The White Queen」
■TV映画 作品賞
「Killing Kennedy」
「Muhammad Ali’s Greatest Fight」
★「The Normal Heart」
「SHERLOCK シャーロック」
「The Trip To Bountiful」
■主演男優賞
キウェテル・イジョフォー 「Dancing On The Edge」
マーティン・フリーマン 「Fargo」
ビリー・ボブ・ソーントン 「Fargo」
イドリス・エルバ 「Luther」
マーク・ラファロ「 The Normal Heart」
★ベネディクト・カンバーバッチ 「SHERLOCK シャーロック」
■主演女優賞
★ジェシカ・ラング 「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」
サラ・ポールソン 「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」
ヘレナ・ボナム=カーター 「Burton And Taylor」
ミニー・ドライヴァー 「Return To Zero」
クリステン・ウィグ 「The Spoils Of Babylon」
シシリー・タイソン 「The Trip To Bountiful」
■助演男優賞
コリン・ハンクス「Fargo」
ジム・パーソンズ「The Normal Heart」
ジョー・マンテロ「The Normal Heart」
アルフレッド・モリーナ「The Normal Heart」
マット・ボマー「The Normal Heart」
★マーティン・フリーマン 「SHERLOCK シャーロック」
■助演女優賞
フランシス・コンロイ 「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」
★キャシー・ベイツ アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」
アンジェラ・バセット 「アメリカン・ホラー・ストーリー:魔女団」
アリソン・トルマン 「Fargo」
エレン・バースティン 「Flowers In The Attic」
ジュリア・ロバーツ 「The Normal Heart」
<「hollywoodreporter.com 」ほか 8月25日記事より>