The OC #23 コーエン家のイベントとは?
December 23, 2006
The OC 第23話「過越祭」
12月23日(土) 23:00ほか
ルークと母ジュリーのことを知ってしまったマリッサは家を飛び出し、行方をくらます。ライアンとルークは必死で探すが、マリッサはある意外なところに身をよせていた・・・。
【サンディ母・ソフィ登場 コーエン家の家族行事】
母親が突然やってくる、というのでサンディ大騒ぎ!
敬虔なユダヤ教徒である母親がユダヤ教の「過越しの祭り」のために(ユダヤ教徒のお祭りは必ず家族でお祝いするもの!)やってくるのですから、お祭りの準備をしなくては・・・。それは大変です。結構大変です。大変ですよ。
ということで、今回のエピソード・タイトルでもある「過越祭」について、調べてみました。
過越祭とは
「過越しの祭り」はヘブライ語で Pesach ペサハ(英語では pass over の意味)。ユダヤ教の三大祭のひとつで、毎年4月頃、イスラエルでは7日間(ほかの地域では8日間)かけて行われます。とても大切に守られているお祭りだそうです。
旧約聖書に由来
その昔、エジプトで奴隷となっていたイスラエルの人々を解放するよう、神様はモーセを遣わし様々な奇蹟を行います。ところがエジプトはなかなか解放しない。そこで神様はエジプトに最後の罰を与えます。エジプトのすべての初子を撃つ、と。神様はモーセに、戸口にしるしの無い家はその災いに見舞われる、と伝えます。こうして神様の教えを守り、戸口にしるしをつけたイスラエルの家には災いは訪れなかった(過ぎ越された)といいます。
神様が自分たちの祖先を守り、無事にエジプトを脱出させてくれたことに感謝し、それを忘れないために行われるお祭りなのだそうです。
彼ら自身の歴史と信仰を受け継ぐ伝統行事
過越しの始めの夕食(セダー)は各家庭で伝統の形式にのっとって進められるそうです。食事の前に、聖書を朗読したり、お祈りをささげたりと、手順が決まっていて、全てを正式に進めると4時間もかかるのだとか。もちろん現在では伝統を短縮しているところもあるそうですが、それでも食事を始めるまでには1時間くらい、お祈りするそうです。
その後の7日間は、種入れぬパン(マッツァ)を食べるそうです。
もちろん、このマッツァも、出エジプトが由来です。イスラエルの人々がエジプトを脱出するときに時間を短縮するため、イースト菌(パン種)を入れずに非発酵のパンを焼いたことに起源していて、この"種入れぬパン"を食べることで、先祖が困難を克服したことを思い出し、そして神様への感謝を新たにする、記念日なのです。
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本来ならば、過越しの祭の前に、イースト菌入りのものは家から排除する、というイベントから「過越祭」はスタートするそうなので、サンディの大騒ぎぶりも、なんとなくわかりますね。
ユダヤ教の祭りや安息日はほとんどが、必ずといっていいほど家族で集まってお祝いするそうです。サマーも必死でユダヤ教について勉強します。(かわいいですね。)
・・・ついでですが。
ヘイリーはステキなパンケーキやお菓子を作れるのに、キルスティンはなぜにお料理できないのでしょう。。遺伝子がカタよってしまったんでしょうか。。
★★今回が「The OC」今年最後の放送エピソードになります。(・・・はやいものですね) 次回の第24話は来年、1月6日(土)23:00からの放送です。
★★お正月3日間のThe OC キャッチアップ放送もお楽しみに! 第1話から23話を一挙に放送! 楽しんでくださいね。