エバーウッド #6 トム・アマンデスって誰?
April 12, 2007
エバーウッド 第6話「最後の砦」
巡回セラピストのDr.トロットがエバーウッドにやってきて、町はにぎわう。一方デリアは唯一の友達マギラと遊ぶことを禁止され落ち込む。Dr.ブラウンは、コリンの両親ハート夫妻に治療方法について話し合うが・・・。
Close Up: トム・アマンデス
【Dr. ハロルド・アボット役】
1959年3月9日シカゴ生まれ。11人兄弟の6番目、という大家族で育ち、幼い頃から演技が好きだったとか。大学でも演劇を専攻、卒業後はシカゴの舞台に出演するようになります。15年ほど舞台で活躍し、その後、「新・アンタッチャブル」のエリオット・ネス役に抜擢され、これをきっかけに、テレビシリーズや映画に活躍の場を広げます。
“トム・アマンデス”という名前をきいてもピンとこなくても、顔を見れば、「あ、ケイト・ベッキンゼールとクレア・デーンズが刑務所に入った映画のお父さんだっ」(もしくは、「オルセン姉妹の"Billboard Dad"パパだっ」)、と思い出す、そんな名バイプレイヤーなのです。彼はこれまでに「ER 緊急救命室」「スピン・シティ」「犯罪捜査官ネイビーファイル」などのTVシリーズのほか、「フロム・ジ・アース 人類、月に立つ」「ロングキス・グッドナイト」「ブロークンダウン・パレス」など多数の作品に出演しています。
最初のオーディションはDr. ブラウン役!
台本を気に入り、Dr. ブラウン役のセリフをグレッグ・バーランティらプロデューサーの前で読んだものの、その後、「別のドクターの役を演じてほしい」とのオファーを受けたそうです。彼は、「別の医者?」と台本を読み返し、Dr.アボット役をすぐに気に入ったとか。これまで演じたことのないタイプのキャラクターで、奥さまも「すばらしい役だわ、今まで見たことのないあなたになるわよ」と言ってくれたとか。
体面ばかりを気にして、母親とはケンカ、Dr.ブラウンには皮肉しか言わない、偏屈おやじ。比較的「いい人」キャラばかりが多かったトム・アマンデスにとって、Dr.アボットは面白く楽しみながら演じられる役。もちろん、エピソードが進むにつれ、少しずつ、Dr.アボットの内面が浮かび上がってくる、そこも、TVシリーズでは特にやりがいがあるところだそうです。
この男の別の一面を引き出せるのが、とてもやりがいがあるんだ。例えば、彼は、実はとてもいい父親なんだ。常にそうは見えないかもしれないけれど、自分の子供をとても愛していて、うまく接しているし、問題にも対処できている。物語が進むにつれ、彼の違った面が引き出されていくんだ。
悪役ではないにしろ、ぐずってばかりのDr.アボットですが、なぜかチャーミングなんですよね。そんなキャラクターになっているのもトム・アマンデスが演じているからこそ。すでに、Dr.アボット ファンもいらっしゃるかもしれませんが、これからますます目が離せませんので、お楽しみに!
出身地であるシカゴで、舞台"Cynical Weathers"に出演中!
ダグラス・ポストの新作ポリティカル・ドラマ"Cynical Weathers"
Victory Gardens Theater(アメリカ・シカゴ)
4月6日から5月13日まで
photo by Michael Brosilow
【今回のポイント】
★ゲストでジェーン・クラコフスキーが登場。彼女が演じるDr.トロットは、第16話「バレンタイン・フィーバー」で再登場します。
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こっちでしたね。
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★コリンの母親シャロン・ハート役を演じるのはなんと、トム・アマンデスの実の奥さまで女優のナンシー・エバーハード。TVシリーズ「新・アンタッチャブル」でエリオット・ネスの妻を演じ、その共演がきっかけで結婚したそうです。
新・アンタッチャブル (c)1992-1995 CBS Paramount International Television