EPISODE

■シーズン2 全22話


シーズン2 第1話「正義は死なない(前編)」 In the Shadow of Two Gunmen: Part I

[シリーズ通算 #23]
病院に運ばれたバートレット大統領はわき腹を撃たれていたものの命に別状のないことが分かる。またアビーは麻酔の担当医に、バートレットが多発性硬化症をわずらっていることを告げ、「マスコミに話すかどうかはあなたの自由だ」と言う。一方ジョシュは肺の損傷が激しく、危険な状態に陥る。薄れ行く意識の中でジョシュの記憶は、ホインズ上院議員のスタッフだった三年前に戻っていく。

エピソードイメージ
ゲスト:ジョージャ・フォックス「ER緊急救命室」「CSI:科学捜査班」、マイケル・オニール「シービスケット」、ティム・マシスン「ブレイキング・ニュース」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:トーマス・シュラム

★エミー賞監督賞・音響賞受賞エピソード。脚本賞・作曲賞ノミネート。

シーズン2 第2話「正義は死なない(後編)」 In the Shadow of Two Gunmen: Part II

[シリーズ通算 #24]
バートレットから病室に呼ばれたチャーリーは、拘束された容疑者がウエスト・バージニア・ホワイト・プライドという組織の一員であることを告げられ、標的が大統領ではなく自分自身だったことを知って大きなショックを受ける。なぜ大統領が、テントや日よけなどの安全措置を施さず無防備に屋外へ出たのかという問題に関し、トビーはシークレットサービスのバターフィールドと会う。

エピソードイメージ
ゲスト:マイケル・オニール「シー・ビスケット」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:トーマス・シュラム

★エミー賞監督賞・音響賞受賞エピソード。

シーズン2 第3話「中間選挙ラプソディー」 The Midterms

[シリーズ通算 #25]
中間選挙が間近に迫り、銃撃事件の影響で支持率が81%に高まっているバートレット陣営は、それを利用して下院での議席を増やし、多数派になろうとしている。トビーは危険な思想団体の会員と資金源を一般に公表するべきだと主張。サムやCJから、表現の自由を定めた憲法修正第1条に違反すると諌められるが、自分でも高ぶる気持ちを抑えきれないでいる。ホワイトハウス職員が銃撃事件で受けた心理的影響について取材依頼が殺到していることから、トビーの心理状態を憂慮したCJは、専門家に相談することを勧める。

エピソードイメージ
脚本:アーロン・ソーキン
監督:アレックス・グレイヴス

シーズン2 第4話「ブロンドのライバル」 In This White House

[シリーズ通算 #26]
サムはテレビの討論番組に出演し、共和党の女性エインズリー・ヘイズに言い負かされる。その番組を見たバートレット大統領は、エインズリーをホワイトハウスで雇いたいと言い出す。レオはエインズリーをホワイトハウスへ呼び出すが、代々保守的な共和党員の家庭で育ったエインズリーは、猛烈な剣幕でレオに食ってかかる。その翌日、仕事の話を断るつもりで来たエインズリーは、偶然クーデターの知らせが入った現場に居合わせる。そこでスタッフの対応を見たエインズリーは、その姿勢に感動する。

エピソードイメージ
ゲスト:エミリー・プロクター(TV「CSI:マイアミ」)
脚本:アーロン・ソーキン
監督:ケン・オーリン

シーズン2 第5話「女たちの闘い」 And It's Surely to Their Credit

[シリーズ通算 #27]
エインズリーは、自分が入ることを法律顧問室のライオネル・トリビーがまだ知らないことをレオから聞き、トリビーの反応を恐れる。そこへ、ホワイトハウス広報部の職員二人が議会の委員会で偽証をしたとして、トリビーが怒鳴り込んでくる。エインズリーのことを聞かされたトリビーは、今度は大統領執務室へ怒鳴り込む。しかしエインズリーとトリビーはオペレッタ「軍艦ピナフォア」について話すうちに、打ち解けてくる。

エピソードイメージ
ゲスト:エミリー・プロクター「CSI: マイアミ」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:クリストファー・ミシアーノ
♪"He Is an Englishman"

シーズン2 第6話「核実験禁止条例」 The Lame Duck Congress

[シリーズ通算 #28]
ダニーの所属する新聞「ワシントン・ポスト」が、二週間に四回も政府をこき下ろす内容の記事を載せ、にもかかわらず大統領執務室の内部を描く特集記事の取材を申し込んできたため、CJはダニーに激怒する。しかし大統領はダニーの取材を受け入れると言い、CJが反対するのは個人的な理由からなのかと逆に尋ねる。ダニーに主幹への昇進の話があることを知ったCJは、そうなれば交際がしやすくなると考えるが…。

エピソードイメージ
ゲスト:エミリー・プロクター「CSI: マイアミ」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:ジェレミー・ケイガン

シーズン2 第7話「夜間飛行」 The Portland Trip

[シリーズ通算 #29]
ジョシュは、上下院を通過した婚姻承認法に大統領の署名を求めるマット・スキナー共和党議員と会う。「婚姻承認法は同性同士の結婚を禁じている」と言うジョシュに対し、自らもゲイであるスキナーは「州レベルでの同性同士の結婚は禁じていない」と主張。議会で共和党議員たちが同性愛者を侮辱する発言をしたことを知っているジョシュは、「なぜ共和党の一員でいられるのか」とスキナーを問い詰める。

エピソードイメージ
ゲスト:エミリー・プロクター「CSI: マイアミ」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:パリス・バークレイ

★DGA(監督協会賞)ノミネート。

シーズン2 第8話「自由を求めて」 Shibboleth

[シリーズ通算 #30]
トビーは教育省の初等及び中等教育担当次官候補に、レオの妹で、アトランタで教育委員長を務めた経験もあるジョセフィーンを入れたいと考える。アメリカでは公立学校で祈りを捧げることが基本的には禁じられており、トビーはこの問題の是非を問う議論を起こすためには野心的で反宗教的な立場を取っているジョセフィーンが適任だと考えていた。中国からやってきたキリスト教徒の難民が、宗教亡命を求める。中国政府は強制送還を望み、アメリカ国内のキリスト教団体は亡命を認めるべきだと主張し、移民帰化局は現行法の範囲内で処理すべきだと主張する。

エピソードイメージ
脚本:アーロン・ソーキン
監督:ローラ・イネス(「ER」ケリー役)

★エミー賞監督賞ノミネート
♪The Cedarmont Kids "We Gather Together"

シーズン2 第9話「火星探査船ガリレオ」 Galileo

[シリーズ通算 #31]
火星探査船ガリレオ五号がまもなく火星に到着することになり、ホワイトハウスではバートレット大統領が子供達からの質問に答えるテレビ教室の準備が進められていたが、ガリレオ五号からの通信が途絶えたという連絡が入る。レイキャビク交響楽団コンサートでCJは、職員採用の面接で落としたタッドと出会う。CJとタッドは五年前に付き合っていた過去があり、タッドはCJが個人的な理由で自分を落としたと責める。サムもコンサートでマロリーと出会い、ローリーと写真を撮られて以来連絡をしていなかったために気まずい思いをする。二人はガリレオにかかる税金を巡って口論になるが…。

エピソードイメージ
脚本:ケヴィン・フォールズ&アーロン・ソーキン
監督:アレックス・グレイヴス

シーズン2 第10話「クリスマスキャロル」 Noel

[シリーズ通算 #32]
空軍パイロットの自殺事件が発生。ジョシュはパイロットについて調べるように命じられ、そのパイロットと自分が同じ誕生日であり、ボスニアで戦闘機を撃たれて緊急脱出、負傷した過去があることを知る。そのころからジョシュの言動がおかしくなり、議会のクリスマス・パーティーでの、世界的チェリスト、ヨーヨー・マの演奏中に、ジョシュは銃撃事件のフラッシュバックを体験。帰宅後、感情の高ぶりを押さえられないジョシュは、衝動的に素手で窓ガラスを突き破る。ヨーヨー・マが本人役で登場。

エピソードイメージ
ゲスト:ヨーヨー・マ、アダム・アーキン「シカゴ・ホープ」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:トーマス・シュラム

★エミー賞撮影賞受賞。美術賞ノミネート。DGA(監督協会賞)受賞。

シーズン2 第11話「朝食会の誤算」 The Leadership Breakfast

[シリーズ通算 #33]
民主・共和両党の協調路線をアピールするために、ホワイトハウスで朝食会が開かれることになる。トビーは両党のリーダーが集まるこの機会に、突っ込んだ話し合いをしたいと思い、最近、共和党の上院院内総務首席補佐官に就任したばかりのアン・スタークと交渉。患者の権利法案について十五分間だけ話し合う交換条件として、朝食会後の会見を議事堂の前で行うことを認める。だがアンはトビーが考えていたほど御しやすい相手ではなかった。

エピソードイメージ
ゲスト:フェリシティ・ハフマン「デスパレートな妻たち」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:スコット・ウィナント

シーズン2 第12話「仲間はずれ」 The Drop In

[シリーズ通算 #34]
サムは環境会議で空気清浄化運動を発表しようと、大統領のスピーチ作りに張り切る。出張中だったトビーは、自分になんの相談もなく環境会議への出席を決めたサムに不満を覚える。トビーは大統領のスピーチにエコ・テロリズムに対する批判を盛り込むべきだと考える。だが口論になるのが嫌でサムには話さず、スピーチの合間にアドリブで一言入れるよう、大統領とほかのスタッフだけに言う。大統領の突然のエコ・テロリズム批判に驚いたサムは、トビーに裏切られたと感じ…。

エピソードイメージ
脚本:アーロン・ソーキン
監督:ルー・アントニオ

シーズン2 第13話「ファーストレディーの憂うつ」 Bartlet's Third State of the Union

[シリーズ通算 #35]
バートレット大統領の三度目の一般教書演説が行われ、大成功を収める。直前に超党派諮問委員会への支持が得られたため、その設立を発表する一文が加えられる。だが演説を聞いたアビーは、その言葉の裏に秘められた、ある意図に気づき、原稿を書いたトビーを責める。

エピソードイメージ
ゲスト:エミリー・プロクター「CSI: マイアミ」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:クリストファー・ミシアーノ
♪アネット・フニチェロ "Blame It on the Bossa Nova"

シーズン2 第14話「麻薬戦争」 The War at Home

[シリーズ通算 #36]
一般教書演説から三時間後、シチュエーションルームでは、コロンビアの解放戦線に捕らわれた麻薬取締官五人の救出プランが話し合われている。無線傍受によって人質が今いる場所から解放戦線の司令部へ移されるという情報が入り、その途中を狙って救出活動を行うことになる。交渉の成り行きを見守るべきだとの助言を退け、大統領は救出作戦にゴーサインを出す。

エピソードイメージ
ゲスト:エド・ベイグリーJr「シックス・フィート・アンダー」 、エミリー・プロクター「CSI:マイアミ」 、マーリー・マトリン「リーズナブル・ダウト」「ピケット・フェンス」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:クリストファー・ミシアーノ

シーズン2 第15話「リア王の娘」 Ellie

[シリーズ通算 #37]
公衆衛生局長官が大麻の合法化に賛成する発言をしホワイトハウスは対応に追われるが、真ん中の娘エリーが、「父が公衆衛生局長官を罷免することはあり得ません」とコメントしたことを知った大統領は激怒し、エリーをすぐ呼びつけるようチャーリーに言う。ジョンズ・ホプキンズ大学の医学生であるエリーは以前から父親との折り合いが悪く、滅多に顔を見せない。エリーは「長官は医師として真実を言ったまでだ」と言い、父と娘は激しい口論になる。

エピソードイメージ
ゲスト:キャサリン・”バード”・ヨーク(歌手:「クラッシュ」主題歌)、ロバート・ネッパー「プリズン・ブレイク」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:マイケル・エングラー

★WGA(脚本家協会賞)ノミネート。
♪ドン・ヘンリー "New York Minute"

シーズン2 第16話「父への思い」 Somebody's Going to Emergency, Somebody's Going to Jail

[シリーズ通算 #38]
金曜日、抗議デモを避けて早朝に出勤したレオは、トビーのオフィスで眠っているサムを見つける。火曜日にサムの父親が二十八年間も外に女性を囲っていたことが発覚し、サムは精神的にかなり参っている。レオは心配して自宅へ帰るように勧めるが、恩赦の対象者を決定しなければならないサムは、それを断る。そんなサムの元に、ステファニー・ゴールトという女性が訪ねてくる。ステファニーはドナの友達で、亡くなった祖父の死後恩赦を訴えに来たのだった。

エピソードイメージ
ゲスト:ジョン・ビリングスリー「エンタープライズ」、ロマ・マフィア「プロファイラー」「Nip/Tuck」
脚本:ポール・レッドフォード & アーロン・ソーキン 
監督:ジェシカ・ユー

シーズン2 第17話「愛する者のために」 The Stackhouse Filibuster

[シリーズ通算 #39]
七十八歳のハワード・スタックハウス議員が、成立が確実視されている家族健康推進法案の投票を阻止するために議事進行妨害に出る。スタックハウスは自閉症の研究に予算を割くよう求めていたが、それが認められなかったため議事進行妨害に及んだのだった。スタックハウスのことを伝えるニュースを見ていたドナは、スタックハウスには孫が七人いるにも関わらず、選挙中の映像に六人しか映っていないことに気づく。

エピソードイメージ
ゲスト:ティム・マシスン
脚本:アーロン・ソーキン
監督:ブライアン・ゴードン

シーズン2 第18話「17人目の男」 17 People

[シリーズ通算 #40]
トビーは、ホインズがキャンプ旅行という名目でニューハンプシャー遊説を予定していることを知り、それが大統領選挙への準備であると気づく。ホインズはバートレット大統領が次の大統領選挙に出馬しないことを知っているのだ。トビーからこの点を指摘され、どういうことなのかと詰め寄られたレオは、トビーに大統領の秘密を隠してはおけないと悟る。

エピソードイメージ
ゲスト:エミリー・プロクター「CSI: マイアミ」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:アレックス・グレイヴス

シーズン2 第19話「嵐の前夜」 Bad Moon Rising

[シリーズ通算 #41]
バートレット大統領はレオと共に、新任の首席法律顧問オリバー・バビッシュの元へ出向き、大統領が多発性硬化症であることを隠していた問題について相談する。その頃、大学の入学申込書に記入していたチャーリーは、必要書類の中に健康診断書を見つけてハッとする。大統領の二人の娘も大学入学の際に家族の病歴まで含めた健康診断書を提出しており、そこには大統領が多発性硬化症であることは記されておらず、しかも大統領夫人の署名があったのだった。

エピソードイメージ
ゲスト:オリバー・プラット「HUFF」、 エミリー・プロクター「CSI:マイアミ」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:ビル・ジョンソン

シーズン2 第20話「転落の予感」 The Fall's Gonna Kill You

[シリーズ通算 #42]
早朝、CJは首席法律顧問バビッシュのオフィスへ呼び出され、過去に記者会見で大統領の健康状態についてウソを言ったことがあるかと、厳しく追及される。またアビーは旅行中にレオからの電話でゾーイの健康診断書の一件を知らされ、大統領本人からは何も聞いていなかったために、帰宅早々、夫婦間に険悪なムードが流れる。ジョシュは空港でジョーイと会い、大統領の病気を打ち明け、実名を伏せて世論調査を実施することは可能かと持ちかける。

エピソードイメージ
ゲスト:オリバー・プラット「HUFF」、 マーリー・マトリン「ピケット・フェンス」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:クリストファー・ミシアーノ

シーズン2 第21話「突然の悲劇」 18th and Potomac

[シリーズ通算 #43]
水曜夜のニュース番組に大統領夫妻が生出演して病気を告白することになり、スタッフは密かに地下の会議室に集まり、その準備に追われる。ランディンハム夫人は初めての新車を購入する。車を取りに行くランディンハム夫人に、大統領は「話したいことがあるのでまた戻ってきてくれ」と言って送り出す。しかし…。

エピソードイメージ
ゲスト:オリバー・プラット「HUFF」
脚本:アーロン・ソーキン
監督:ロバート・バーリンジャー
♪バッハ "Suite for Orchestra Number 3 in D Major (Air on a G String)"

シーズン2 第22話「決断の時」 Two Cathedrals

[シリーズ通算 #44]
再出馬はしないと決心したバートレットの前にランディンハム夫人の幻が現れる。二人は、貧困の中で育つ子供や全米の受刑者数などについて話し合い、最後にランディンハム夫人は「苦戦を強いられるからや負けるとわかっているからという理由で再出馬を断念するなら、あなたを心の底から軽蔑する」と言い残して、執務室を出ていく。そして記者会見で「二期目も務めるつもりか」と訊かれたバートレットは…。

エピソードイメージ
ゲスト:ジョン・ベネット・ペリー(息子はマシュー・”チャンドラー”ペリー)
脚本:アーロン・ソーキン
監督:トーマス・シュラム

★エミー賞編集賞受賞。WGA(脚本家協会賞)ノミネート。
♪マーク・ノフラー "Brothers in Arms"
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