ストーリー
テリーとモリーンの結婚式が近づいてきていたが、レイはカウンセリングを受けていた。「自分の娘が警察に通報するような喧嘩は何が原因だったのか?」と聞くカウンセラーに、レイは「家族同士の事だ」としか答えない。その娘ブリジットはニューヨークで、ある青年を訪ねていたが、その青年はブリジットのことをよく知らない様子。オフィスに戻ったレイに、映画会社に勤務するランドリーという男から電話が入る。ランドリーのボスで映画会社のトップであるサマンサ・“サム”・ウィンズロウの元部下が持ち出した書類を、金と引き換えに取り戻して欲しい、というのである。仕事を終えたレイが書類を届けに行くと、ランドリーと共にサムが待っていた。サムの家からの帰り道に電話をかけて来たテリーにボクシング・クラブに寄るよう言われたレイは、クラブに足を踏み入れた途端、過去のパーティの光景が浮かび上がり、自分に微笑みかけてくるアビーの幻影を見る。クラブで待っていたテリーは、「自分がこれを持っているわけにはいかない」と言ってアビーのネックレスをレイに渡す。帰宅したレイは、居間で自作の脚本を自演しているミッキーを無視して、2階に上がろうとした途端、フラッシュバックに襲われ、寝室の前で号泣するブリジットの幻影が目に浮かび、寝室に飛び込むが、そこには誰も居らず、レイはアビーのネックレスを抱きかかえて泣き崩れるのであった……。