ストーリー
「数学、それは日常の中にある。天気予報。時間を決める。お金のやり取り。数学は単なる方程式ではない。ロジックであり理性的な思考。数学を使えばどんな謎も解決できる」――オープニング・ナレーションより
「NUMBERS 天才数学者の事件ファイル」は、FBI特別捜査官である兄が天才数学者の弟と共にロサンゼルスで起こる数々の厄介な犯罪を共に解決していく、新しい切り口のドラマ。実際に起きた出来事からインスパイアを受け、犯罪捜査と数学の交流が、犯罪がもたらす複雑な疑問にいかにして予想外の新事実と答えを提供することができるかを描いたシリーズだ。
捜査に行き詰まった連続レイプ殺人事件で、新たな被害者が出るのを防ぐため、天才数学者である弟チャーリー・エプスの助けを借りて見事に事件を解決した、FBI特別捜査官のドン・エプス。それ以来、ドンとチャーリーはお互いの異なる能力を出し合って、数々の事件を解決に導いている。今回、連邦地裁判事の妻が殺害され、強制捜査を行なった際、ドンと新人FBI捜査官デビッド・シンクレアらチームは怪しげな暗号を発見。早速チャーリーに解読を頼むと、ロサンゼルスに住むコロンビアからの亡命者を暗殺する秘密の計画の存在が明らかになる。チャーリーと、ドンのチームに新たに加わった行動分析スペシャリストのメーガン・リーブスは、共に力を出し合って暗殺の阻止へと動く。
お互いに協力し合うドンとチャーリーの姿を嬉しく思いながらも、彼らが持ち合わせるライバル心がいつかトラブルを引き起こすのではないかと心配する2人の父、アラン・エプス。また、チャーリーの大学の同僚である物理学者のラリー・フラインハートも、事件に執着するチャーリーに洞察を持ちながらも、FBIビジネスに現を抜かしていないで研究に専念するよう助言する。一方、チャーリーの教え子であるアミタ・ラマヌジャンは、今となってはチャーリーの捜査の立派な助手だ。
熱心なFBI特別捜査官のドンと、幼い頃から兄を感心させたいと必死の天才数学者の弟チャーリー。2人の兄弟は、難解な刑事事件に独特の視点で挑む。経験豊かな捜査官ドンが動かぬ事実と証拠にフォーカスするのに対し、南カリフォルニア工科大学の数学の教授チャーリーは数学的確率と方程式の世界で考える。