NUMBERS 天才数学者の事件ファイルファイナル・シーズン

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数学であらゆる謎を解き明かす大人気テレビドラマシリーズ第6弾!!
ついにシリーズ終焉を迎える時がやってきた――
チャーリーとアミタの愛の行方からも目が離せないファイナル・シーズンをチャンネル初放送!!

ファイナル・シーズン 見どころ

放送局CBSが最後までシリーズフィナーレとするか決めかねたシーズン6!

本国アメリカでシーズン6が放送開始されたのが2009年9月のこと。その年の11月、放送局CBSはシーズン6のエピソード数を22話から16話にカットすることを発表した。通常であれば、このシーズン6が最終シーズンとなることを予感させる動きだ。これはファンやプロデューサーにとっては悪い知らせだったが、不幸中の幸いは、CBSがプロデューサーにシリーズ終焉の可能性に対処するための十分な時間を与えてくれたこと。当時、企画・製作総指揮シェリル・ヒュートンは第16話目について、ストーリーラインをまとめ、これまでの疑問に対する答えを用意したエピソードにすると語っていた。第16話でシリーズフィナーレとなり得るような内容にしつつ、もしCBSがシリーズの継続を決定した際にも、ストーリー的に困ったことにならないような内容にしたのだ。彼女は、第16話がファンが待ち望んでいたものを与え、且つ、すべてのキャラクターに焦点が当たるエピソードになることに、自信を持っていると語った。
かくして2010年3月にシリーズ通算118話目となる第16話が放送されたが、CBSからシリーズの行方に関する発表はないまま。にも関わらず、周りはシリーズのキャンセルを確信していたようだ。というのも、放送局ABCはロブ・モローを同年の新作ドラマシリーズ「ジャッジメント ~NY法廷ファイル~」にキャスティング、FOXもデビッド・クラムホルツを同年の新作コメディーシリーズ「Tax Man(原題)」にキャスティングしていたのだ。更にはその5月、本作のセットの解体が始まっているとの情報も流れ始めた。前述のシェリル・ヒュートンも、非公式な兆候がこんなに目に見えているにも関わらず、CBSからの公式発表がないのは奇妙だとコメントするほど。その約1週間後、CBSはついに公式にシリーズのキャンセルを発表するに至った。
キャンセルのニュースは悲しいことだが、きちんとしたエンディングが与えられたことはファンにとっては嬉しいことだ。さらに、本作終焉後のキャストたちの更なる活躍も見られた。前述の「ジャッジメント ~NY法廷ファイル~」では、ロブ・モローとジャド・ハーシュが再び共演。ロブ・モローはその後も、「アントラージュ★オレたちのハリウッド」、「CSI: ニューヨーク」、「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」、「サバイバー: 宿命の大統領」などのヒットシリーズに出演する傍ら、「ダニーのサクセス・セラピー」、「フォスター家の事情」、「NCIS: ニューオーリンズ」などで監督としての手腕も発揮。デヴィッド・クラムホルツは2010年5月に結婚し、2014年4月には待望の第一子を迎えた。そして、「グッド・ワイフ」、「DEUCE/ポルノストリートin NY」、「トワイライト・ゾーン」、「プロット・アゲンスト・アメリカ」などに出演する傍ら、「バンザイ! キング・ジュリアン」や『ソーセージ・パーティー』などのアニメ作品に声の出演もしている。

ストーリー

ロスの公園で開かれる大規模政治集会で、活動家ベンジャミン・ポークを護衛することになったドンとチーム。名門の御曹司でありながら、かつては過激な反政府デモを先導し、今はソフト路線に転換して富裕層向けのチャリティーで成功を収めているポークだが、そういった経歴が災いして急進派にも保守派にも嫌われ、脅迫が絶えないという。そして案の定、ポークを殺害しようとしているスナイパーの存在が明らかになり、事態はやがて犯人探しへと発展していく。

各話あらすじ

放送時間

キャスト

ドン・エプス/Don Eppes (声:内田直哉)

経験豊富で熱心なFBI特別捜査官。局が抱える難解な事件の解決を手助けしてもらうため、天才数学者の弟チャーリーをリクルートする。私生活を犠牲にするほど任務に完全に没頭している。

ロブ・モロー Rob Morrow

1962年9月21日、米ニューヨーク州生まれ。ロシア系ユダヤ人の祖先を持つ。1990年代のヒットテレビシリーズ「たどりつけばアラスカ」で、アラスカにやってきたNY出身の青年医師ジョエル・フライシュマンを好演し、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞に3度、エミー賞主演男優賞に2度ノミネートされる。その他のテレビ出演は、米ケーブル局TNTのテレビ映画「リンカーン暗殺の日」での主演や、CBS Hallmarkミニシリーズ「ERICH SEGAL'S ONLY LOVE エリック・シーガルズ・オンリー・ラブ」でのマリサ・トメイとの共演など多数。映画では、ロバート・レッドフォード監督のアカデミー賞ノミネート映画『クイズ・ショウ』での主演が有名。監督業もこなしており、「OZ/オズ」や「NCIS: ニューオーリンズ」などのテレビシリーズだけでなく、インディー映画『Maze(原題)』では監督・製作・脚本・主演を務め、各地の映画祭で受賞を果たした。

チャーリー・エプス/Charlie Eppes (声:咲野俊介)

若くして南カリフォルニア工科大学の数学の教授を務める、天才数学者。FBI特別捜査官の兄ドンが厄介な犯罪を解決するのを、数学の力を用いて手助けする。幼い頃から兄を感心させたいと必死。人間に対しては警戒しているが、物には夢中。

デビッド・クラムホルツ David Krumholtz

1978年5月15日、米ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ生まれ。ポーランド系ユダヤ人とハンガリー系ユダヤ人の祖先を持つ。映画の出演歴は、盲目レイ・チャールズの波乱の生涯を綴ったアカデミー賞受賞映画『Ray/レイ』や、アンソニー・ホプキンスとデミ・ムーア主演のロバート・F・ケネディ暗殺を振り返った映画『ボビー』など。テレビでは、「ER 緊急救命室」、「DEUCE/ポルノストリート in NY」、「プロット・アゲンスト・アメリカ」などへのゲスト出演多数。また、テレビ映画「ビッグ・ショット」での演技は批評家たちからの称賛を多く受けた。

アラン・エプス/Alan Eppes (声:長克巳)

息子ドンとチャーリーを誇りに思っている父。競い合ってきた2人の息子が協力しているのを見て、嬉しく思っている。アラン自身は引退しているが、息子たちの私生活やキャリアに口を出すのに忙しくしている。

ジャド・ハーシュ Judd Hirsch

1935年3月15日、米ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス生まれ。ドイツ系ユダヤ人、オランダ系ユダヤ人、ロシア系ユダヤ人の祖先を持つ。大学で工学と建築を学んだ後、アメリカン・アカデミー・オブ・ドラマティック・アーツやHBスタジオで演技を学んだ。数々の出演歴の中で一番有名なのは、評価の高いクラシックテレビコメディーシリーズ「Taxi(原題)」でのAlex Rieger役だろう。エミー賞主演男優賞を2度受賞、3度ノミネート、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞に5度ノミネートされる快挙を成し遂げた。その他にも、ヒットコメディーシリーズ「Dear John(原題)」でゴールデン・グローブ賞主演男優賞を1度受賞、1度ノミネートされた。映画でも、ロバート・レッドフォード監督デビュー映画『普通の人々』でバーガー医師を演じ、アカデミー賞助演男優賞とゴールデン・グローブ賞助演男優賞にそれぞれノミネートされ、さらには、舞台でもトニー賞主演男優賞を複数回にわたって受賞、ノミネートされるなど、華々しい経歴の持ち主。

デビッド・シンクレア/David Sinclair (声:竹田雅則)

ドンの元にやってきた新人FBI捜査官。FBIが抱える手強くて危険な事件の数々に放り込まれ、現場で素早く学んでいる。ブロンクス育ちで、素晴らしい視点とサバイバルスキルの持ち主。

アリミ・バラード Alimi Ballard

1977年10月17日、米ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス生まれ。テレビシリーズデビューは、デイタイムドラマ「Loving(原題)」でのFrankie Hubbard役。その後、長寿コメディーシリーズ「サブリナ」でクイズマスターを、カルトヒットシリーズ「ダーク・エンジェル」でハーバル・ソートを演じ、ゲスト出演も「NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署」、「CSI: 科学捜査班」、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」など多数。映画では、『ディープ・インパクト』、『ザ・ダイバー』、『ワイルド・スピード MEGA MAX』などに出演している。

アミタ・ラマヌジャン/Amita Ramanjuan (声:大坂史子)

チャーリーの教え子である元大学院生。助手としてチャーリーの捜査をサポートし、事件を新しい観点から見る手助けをすることも多々。チャーリーとはお互いに好意を抱いており、ようやくガールフレンドとなった。

ナヴィ・ラワット Navi Rawat

1977年6月5日、米カリフォルニア州マリブ生まれ。ドイツ系と東インド系の祖先を持つ。著名人を多く輩出するニューヨーク大学芸術学部(Tisch School of the Arts)卒業。ジェニファー・コネリーとベン・キングズレー主演の批評家称賛のヒューマンドラマ映画『砂と霧の家』でベン・キングズレーの娘役を演じ、また、ベン・アフレックとマット・デイモン主催の新人発掘脚本コンテスト“プロジェクト・グリーンライト”から誕生したホラー映画『The FEAST/ザ・フィースト』でヒロインを演じた経歴を持つ。テレビでは、「The OC」のテレサ・ディアス役が有名。

コルビー・グレンジャー/Colby Granger (声:加瀬康之)

かつて中東に駐留した陸軍の退役軍人で、革新的な方法で犯罪を解決する、ドンのチームに所属する捜査官。

ディラン・ブルーノ Dylan Bluno

1972年9月6日、米コネチカット州生まれ。1993年にMITで環境工学を専攻し卒業した後、ブルーノはエンジニアとしての仕事を1年間休んで、競技スキーをするようになった。その後、モデルやテレビコマーシャルへの出演を経験し、そのうちのひとつがきっかけで、テレビシリーズ「 ハイ・インシデント/警察ファイルJ」のレギュラーに抜擢された。その他のテレビ出演は、「CSI: マイアミ」、「NORTH SHORE ノース・ショア 」、「刑事ナッシュ・ブリッジス」などにゲスト出演している。 ブルーノの最初の長編映画出演は、『プライベート・ライアン』である。

ラリー・フラインハート/Larry Fleinhardt (声:石丸博也)

チャーリーの友人であり、大学の同僚でもある物理学者。FBIビジネスに現を抜かしていないで研究に専念するよう、チャーリーに助言している。物理学者としては優秀だが、人付き合いは苦手。

ピーター・マクニコル Peter MacNicol

1954年4月10日、米テキサス州ダラス生まれ。ミネソタ大学卒業。アクション・アドベンチャー・ファンタジー映画『ドラゴンスレイヤー』の主役でスクリーンデビューを果たす。その後、高評価を受けた『ソフィーの選択』でメリル・ストリープやケヴィン・クラインと共演し、『ゴーストバスターズ2』、『ハウスシッター/結婚願望』、『レスリー・ニールセンの ドラキュラ』、『ビーン』などで印象的な演技を披露してきた。テレビでは、ノーマン・リアのポリティカル・シットコム「The Power That Be(原題)」や、メディカルドラマ「シカゴホープ」でのアラン・バーチ役を経て、スマッシュヒットシリーズ「アリー・myラブ」で変わり者の弁護士ジョン・ケイジを好演。エミー賞助演男優賞を1度受賞し、2度ノミネートされた。また、いくつかのエピソードで監督と脚本も務めた。最近では、「Veep/ヴィープ」に出演し、エミー賞ゲスト男優賞にノミネートされている。その他「オール・ライズ 判事ローラ・カーマイケル」にも出演。

作品基本情報

原題:NUMB3RS SEASON 6
データ:今回シーズン6・2009年~2010年/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/全118話(今回シーズン6全16話)/HD作品
製作総指揮:リドリー・スコット、トニー・スコット、ケン・サンゼル、ニコラス・ファラッチ、シェリル・ヒュートン
出演:ロブ・モロー、デイビッド・クラムホルツ、ジャド・ハーシュ、アリミ・バラード、ディラン・ブルーノ
日本語吹き替え:内田直哉、咲野俊介、長克巳、竹田雅則、大坂史子、加瀬康之、石丸博也