ストーリー
10万年前から存在していた謎の「球体」。死に瀕していた球体はディスカバリーに10万年分の貴重な記録を渡して消滅する。その時、秘密組織「セクション31」のコンピューターシステム「コントロール」が、自らの進化のために球体の膨大なデータを手に入れようと暴走。コントロールがこのまま進化を続け完全な意識を持つようになれば、銀河の知覚生命を絶滅させる可能性がある。ディスカバリーに移された球体のデータは、その自己防衛機能により消去も破壊も不可能。コントロールに球体のデータを奪われぬよう、バーナムらディスカバリーのクルーは、ワームホールを開けてデータをディスカバリーごと23世紀から32世紀の未来へ送り込んだ……。
時は3188年。配達人のブックは、ある積荷を盗んだため密輸業者のコスモから追われていた。ところが突如ワームホールから出現したバーナムと鉢合わせして、バーナムもろともある惑星に不時着する。責任を感じたバーナムは、船を動かすのに必要なダイリチウムを求めて、ブックとともにマーカンタイルへ向かう。そこにはディスカバリーと連絡するための通信設備もあるのだ。しかし、その道中でブックからある話を聞いてバーナムは呆然とする。今から120年ほど前に起きた“大火”という大惨事をきっかけに、惑星連邦が消滅したというのだ!