「NCIS ネイビー犯罪捜査班」シーズン13まで出演していた、マイケル・ウェザリーが雑誌のインタビューに答え、現在の家族、そして過去の結婚生活について語っている。
初主演シリーズ「ブル/Bull」が現在好評放送中のマイケル、プライベートでは、夫人で医師のボヤナ・ヤンコヴィッチさんと2人の子供と共にロサンゼルスで暮らしている。絵にかいたような幸せな毎日を送るマイケルだが、この生活を手に入れるまでには、若さゆえの過ちもあったという。
49歳のマイケルには、現夫人との前に、実は結婚歴がある。お相手は、ソープオペラ「Loving」、そしてそのスピンオフ「The City」でも共演した、女優のアメリア・ハインル。1995年の結婚時、マイケルはまだ26歳だった。翌年、第一子となるオーガスト君が生まれた。
「苦しい時だったよ」と当時の記憶をたどるマイケル。幸せは長くは続かず、2人は2年後に離婚した。
その離婚は出演していたソープオペラの打ち切りが大きな原因だった。若いマイケルには、妻と息子を経済的に支えるのが難しかったのだ。
「(離婚を考え始めた頃)僕はまだ27歳で、自分一人が生きてゆくのもやっとの状態だった。だけど僕には養う家族がいた、大黒柱だったからね」
家族の生活費を稼ぐため、マイケルは手あたり次第に仕事を引き受けた。結果的にそれが夫婦の間に溝を生み、離婚に至ってしまったという。
その後、マイケルは心機一転、ロサンゼルスへ。短命に終わったが、1998年には、ジェニファー・ガーナー主演のドラマシリーズ「Significant Others」でレギュラーの座をつかんだ。その2年後には、マイケルをスターに押し上げる「ダークエンジェル」に出演することになる。
「ダークエンジェル」時代は、共演のジェシカ・アルバと婚約に至るなど(のち破局)、プライベート、キャリアの両方で絶好調。そんなノリノリの時期を振り返って、唯一の後悔はすでに成人したオーガスト君の子育てだ。
「つらかったと思う。母親が東海岸、父親が西海岸に住んでいたのだからね」両親の愛情を平等に受けるため、少年期のオーガスト君は東西を行き来する生活を強いられていた。失敗に終わった結婚の犠牲者にしてしまった。長男に対し、そんなざんげの気持ちを今も抱えているのだ。
その過ちは二度と繰り返さない。
「(ボヤナ夫人と)再婚を決めた時、絶対に失敗しないと誓ったんだ、そのためには何だってやる。僕は、子どもたちとこの結婚を、何より誇りに思っているからね」
がむしゃらにキャリアを築いた20代、30代。キャリアが安定した40代。そして、今はファミリー・ファースト。50歳を前にマイケルの心に迷いはないようだ。
<「people.com」 12月18日>