「ブラックリスト」でアミール・アリソン演じるアラムは、ITのスペシャリスト。クーパー率いるFBIチームから、そしてレッドからもその知識・技術を重宝される存在だ。心優しく、ちょっぴりユーモラスなキャラが愛される、お茶の間の人気者でもある。
そのアラムが、シーズン5であるビッグなチャンスを与えられていた。シーズン5第5話「イリヤス・サーコフ」で、捜査官として現場に出たのだ。
米TVサイトのインタビューに答えた、アミールは、第5話について「アラムは倉庫街での銃撃戦で全く使えなかったからね。もうたくさんって感じさ。これからも現場で使ってもらえるのか知りたいよね」と苦笑い。
初の現場体験はボロボロだったが、米のツイッターではちょっとした“アラム祭り”が起こっていた。「彼は現場に出るのか?」「『トレーニング・モンタージュ』(映画『ロッキー4/炎の友情』で使われた曲)はかかるのかな?」など、つぶやきが飛び交った。
アミール自身も現場捜査官としての登場にノリノリ。「(製作総指揮のジョン・ボーケンキャンプに)リズには取り調べ、レスラーには射撃、そしてナヴァービには格闘をそれぞれ指導してもらいたいと申し出てみた。だけど実現したのは、僕の頭の中だけだったね(笑)。ボーケンキャンプはトレーニングなんて必要ない、君のキャラクターを変えるつもりはないってさ。僕はコンピューター・ルームにいなきゃダメみたい」
とはいえ、このエピソードの後もアラムはさまざまな理由から現場に駆り出されている。どんなシーンかは見た人だけのお楽しみだ。
では、アラムという現場では未知数の援軍に、他のキャストの反応はどうだったのだろう?
「すごく喜んでるキャストも何人かいた。自分がロケに出るシーンが減るかもしれないと思っているんだろうなあ(笑)。キャラクターの観点では、誰も異論はないみたいだ。皆、アラムのトレーニングを信じているからね」
「ブラックリスト」の癒しキャラ、アラム。現場での活躍も楽しみだが、くれぐれもナヴァービと視聴者を悲しませることのないよう願いたいものだ。
<「cartermatt.com」 3月7日>