米サンディエゴにて7月19日から22日にかけて開催された「コミコン・インターナショナル」。映画、TVからアニメ・マンガ、ゲームまで米エンターテイメントの一大祭典だ。
今年のコミコンを沸かせた作品の一つ「スタートレック:ディスカバリー」から、大ホールを埋めたファンを喜ばせるニュースが発表された。
「新シーズンではスポックに会うことになるだろう」
製作総指揮者のアレックス・カーツマンが、シーズン2で「スタートレック」シリーズのアイコン的存在ともいえるスポックの初登場を明言したのだ。スポック役を演じる俳優はまだ明らかにされていない。
「スタートレック:ディスカバリー」は、シリーズのオリジナル版「宇宙大作戦/スタートレック」の約10年前を描く前章的作品。独自のキャラクターを中心に展開しながら、今後は「宇宙大作戦/スタートレック」などこれまでのシリーズから既存のキャラクターを登場させるようだ。
今回のコミコンにも、シーズン2に出演するエンタープライズ号船長クリストファー・パイク役のアンソン・マウント(「マーベル インヒューマンズ」)が参加。パイク船長は、「宇宙大作戦/スタートレック」が放送された当時、カットされたパイロット版に主人公として登場していた。
アンソンもファンへの挨拶替わりに、新キャストのニュースを発表した。
「オリジナル版の“ナンバーワン”にも会えそうだよ」
パイロット版でパイク船長の右腕だったのが、“ナンバーワン”と呼ばれた副長。その“ナンバーワン”が、「スタートレック:ディスカバリー」シーズン2に姿を現すというのだ。『X-MEN』シリーズのミスティーク役で知られるレベッカ・ローミンが、“ナンバーワン”を演じる。
徐々にではあるが、おなじみのキャラクターの登場で、「スタートレック」シリーズとの連結も進んでいる。
カーツマンは「新シーズンで、番組がどう『スタートレック』シリーズとつながってゆくのか、皆興味を持っていると思う。皆の想像どおりには、つながらないってことだけは言っておこう」と、なんとも思わせぶりな発言。
新シリーズは、米で来年1月配信開始の予定。いい意味で想像を裏切る、そんなシーズンが期待できそうだ。
<「variety.com」 7月20日>