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海外ドラマ最新レポート Vol.87 「クリミナル・マインド」シーズン15で終了へ A・J・クックはシーズン14で初挑戦の監督業がお気に入り?!

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米で今秋以降に放送されるシーズン15が、最終シーズンとなる人気ドラマシリーズ「クリミナル・マインド」。米では現在シーズン14を放送中だ。
 
「クリミナル・マインド」は、しばしば出演スターがメガホンをとることでも知られ、これまでにマシュー・グレイ・ギュブラー、トーマス・ギブソン、ジョー・マンテーニャらが監督エピソードを手掛けてきた。
最終シーズンを前に、シーズン14第13話「Chameleon」で出演者&監督の2役に挑戦したのは、A・J・クック。シーズン1から登場するJJこと、ジェニファー・ジャロウ捜査官を演じている。
 
共演者のマシューたちに比べれば、いささか遅い監督デビューだが、それでもA・Jは感激でいっぱいだ。
 
「やっと監督をさせてもらえることになって、とても光栄。恵まれていると思うわ。メガホンをとることは、私にとって人生のゴールだったの」と喜びを語る。
 
時間がかかったことについても、「物事は、ちょうど良いタイミングで起こるものと信じている」と、A・Jはポジティブにとらえている。
しかし、初めてのメガホンとあって最初は不安でいっぱいだった。そんな気持ちを和らげてくれたのは、脚本家チームによる素晴らしい脚本と、エピソードの主役がデイヴ・ロッシ役のジョー・マンテーニャだったこと。
 
「彼はプロだもの、とても嬉しかった。だけど(脚本には)最初のシーンから驚いたわ。視聴者は少しとまどうんじゃないかしら、あんな弱々しいロッシなんて見たことないもの」
 
そして新米監督を支えてくれたスタッフも優秀だった。「番組も終わりに近づいているから、彼らと一緒に仕事ができたことを有難く思っているの」。隅々まで感謝の言葉を忘れないのが、 A・Jらしさ。
14ものシーズンを重ねた中には、一緒に頑張ってきたキャストとの別れもあった。最終シーズンを迎えるにあたり、JJに対する願いはただ一つ。JJが生きたままで、フィナーレを迎えること。
 
「本当にそう願ってるわ、祈りたいくらい。ファンもそう願ってるはずよ、JJに無事でいてほしいって。そして(番組が終わった後も)彼女は活躍して、幸せな暮らしを送るの。まあ人生は複雑だから、そう上手くはいかないかもしれないけど、とにかくそう願ってるわ!」
 
JJは、彼女の分身。だから、その幸せを心から祈っている。もちろん、A・J自身も「クリミナル・マインド」以後について考えている。今回の監督業は、その良いワン・ステップになった。
 
「これで終わりじゃないわよ。ここからが私の人生の新しい一章なの。(監督業は)全てが楽しかった。良いことも、悪いことも、うんざりすることも!」
 
「クリミナル・マインド」でA・Jの女優人生は花開き、さらに監督業のおもしろさも教わった。番組終了まで、そしてその先もA・Jは「クリミナル・マインド」と共に歩み続けるつもりだ。
 
 
<「tvline.com」 1月22日>