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海外ドラマ最新レポート Vol.219 「新スタートレック」のパトリック・スチュワート、「ベター・コール・ソウル」のボブ・オデンカークらが明かす、おうち時間の過ごし方

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新型コロナウイルス感染症予防のため自粛期間が続く米カリフォルニア州でも、多くのビジネスが状況を考慮しながら再び動き始めている。しかし、大人数で大がかりな作業となるメジャースタジオでの撮影は、現在も先行きが見えないまま停止状態だ。
 
米業界紙は、活動休止を余儀なくされている、TVシリーズ主演級のスターたちに現在の“おうち時間”の使い方について話を聞いている。
 
おうち時間をコツコツとした趣味で過ごすのは、「新スタートレック」のパトリック・スチュワート。「思ってたより、僕はジグゾーパズルが得意だって分かったよ。笑われるだろうけど、完成品を壁にかけている」
 
時間つぶしとはいえ労力をかけた分だけ、愛着が沸くということだろうか。そして頭を使った後は、お決まりの一杯。「僕にとってカクテルアワーは夕方5時半から8時の間に始まると思っていたのだけどね、今は5時45分前になるとそわそわするよ。そこからスタートするのさ。夜は延々と続くものだから、少し心配になっている」
 
「僕も酒の量が増えてしまったよ」とパトリックに同意するのは、「アウトランダー」のトビアス・メンジーズだ。「自分が仕事人間だと分かったよ。こうして仕事ができなくなって、正直参っている」と嘆き酒。明日の予定が無ければ、一杯が二杯、三杯になってしまうのがつらいのだ。
 
長期のおうち時間で自身をリフレッシュさせたのが、「ゲットダウン」のヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世。「僕はこの5年間、いろんなプロジェクトに顔を出してきた。ニューヨークにどっかり腰を下ろして、僕は人間関係をうまくやれているだろうか、所持金はいつまで持つだろうか、そんなことばかり考えて一人悩んでいたんだ。だけど自粛期間のおかげで、そんなことは考えなくて良くなった。自分がもっと楽しい人間だったんだって気づいたよ。こんな時間が必要だったんだね」
 
最後に「ベター・コール・ソウル」のボブ・オデンカークもおうち時間を有効に使っている一人。
 
「一番良かったのは、子供たちと一緒の時間が増えたことかな。彼らはもう大学生だから、普段は家にあまり居なかったんだ。(自粛期間中は)みんなで毎晩映画を見ているよ」ボブいわく、もともとコメディの脚本家として名を上げてきただけに、自宅で仕事をすることが多かった。仕事の時間を調整できたから、大学生の子供たちが小さかった頃は一緒に遊んでいたのだとか。
 
「子供たちと過ごす時間は、後々いい思い出になるものさ」
 
家族とこんなにゆっくり過ごせる時間は、この先あるか分からない。今しかできないと、ボブはおうち時間を楽しんでいる。
 
 
<「hollywoodreporter.com」  6月10日>