先日発表された第78回ゴールデングローブ賞で、初ノミネートを果たした「ゾーイの超イケてるプレイリスト」主演のジェーン・レヴィ。米エンタメサイトの取材に応じ、その喜びを興奮気味に語った。

 

シットコム「Suburgatory（原題）」で主演、同じく主演の映画『ドント・ブリーズ』は大ヒットと米国ではすでにスターの座を確立しているジェーン。人気と知名度、そしてコメディからシリアスまでこなす演技力を持つジェーンに唯一足りなかったのが、メジャーな賞でのノミネートだった。

 

だからゴールデングローブ賞のノミネート発表の前日、某サイトが報じた「ノミネートされそうな候補者」の中に自分の名前を見つけても、驚きも期待もしていなかったとか。「ゴールデングローブ賞にノミネートされそうだとか、間違い無しみたいな記事が送られてきたわ。そういうのを読むたびに光栄には思うけれど、これまで信じたことは無かった。あるわけないって思うじゃない？」

 

近年の賞レースは、オンライン配信か有料チャンネルの作品及び出演者がノミネートをほぼ独占している。「ゾーイの超イケてるプレイリスト」は米大手ネットワークNBCで放送中の作品。（あまり期待しないでおこう）と消極的になる気持ちも分からないわけではない。

 

けれど、ジェーンの心の内はウラハラだった。

 

「（ノミネート発表の朝）目が覚めちゃったの。私の名前が発表される3分くらい前だったと思うわ。それで体を起こして、携帯をつかんだわけ。ツイッターで結果を知りたくてね」ノミネート入りしたスターの大半は、友人やエージェントからの電話で吉報を知ったと言う。それが事実かは別にして、ジェーンは誰かからの電話の前に目覚めてしまったのだ。そしてツイッターを開いて目に飛び込んできたのが、“レヴィ”の名前。「あらユージンがノミネートされたのかしら、それとも別（ダニエル）の方？」とすっとぼけ。

 

ちなみにユージン・レヴィと息子のダニエル・レヴィは、出演・製作するシットコム「シッツ・クリーク」が評価され、最近の賞レースには毎回ノミネートされている常連だ。同じファミリーネームにドキッとし、そしてガッカリするのは、これまでのジェーン・レヴィにとって、賞レースあるあるだったのかもしれない。

 

「しばらくして、あ、私だって分かったの！」今回のゴールデングローブ賞にはレヴィさんが3人ともノミネートされていた。「前の夜は、たとえ自分がノミネートされなくても、自分が子供の頃から見てきた映画スターと同じ記事の中で候補に上がるだけで素敵だって考えてたの。だけどノミネートが現実になるなんて、すごくスリリング！夢じゃないかしら」

 

現在、ジェーンは「ゾーイの超イケてるプレイリスト」シーズン2の撮影真っ最中。4時間睡眠で頑張っている。劇中、歌って踊るジェーンの才能豊かな一面を披露しているが、同時に若い女性が直面するエモーショナルな状況も描かれている。「ゾーイ役を演じることができて本当に幸せだと思っているの。これほど視聴者に影響を与えている役を演じたことがないもの」ツイッターで見かけるのだろうか、視聴者の共鳴が何よりも励みになっている。ゴールデングローブ賞のノミネートはプラスアルファのご褒美なのだ。

 

授賞式は２月28日。ジェーンは視聴者とそのワクワクを分かち合う時間を今から楽しみにしている。

 

 

＜「eonline.com」        2月3日＞