米現地時間の4日、第27回SAG賞の授賞者が発表された。全米映画俳優組合(Screen Actors Guild)の主催。
昨年から続くコロナ禍は、お祭り行事にも強い影響を与えている。今回のSAG賞は、史上初となる大きな決断を行った。授賞者がステージ上で発表されるアナウンスパートは授賞式の見せ場であり、生中継で視聴者と結果を共有するのが通常だ。しかし、今回は現状をかんがみ、アナウンスパートはZOOMにてプレゼンターと授賞者をつないだだけでなく、前もって収録していたのだ。授賞結果はこの日の授賞式まで伏せられており、授賞者は喜びをひた隠しにして放送を待っていたことになる。
3月31日に収録されていたTVカテゴリーは、ドラマ部門で「ザ・クラウン」、コメディ部門で「シッツ・クリーク」がそれぞれ全体での最優秀作品に贈られるアンサンブル賞を受賞。また、個別の俳優に贈られる賞でも両作品の主演男女優が受賞するなど、全体的にサプライズのない結果となった。
その他、TVカテゴリーの結果は以下の通り。
■アンサンブル賞(ドラマ)
★「ザ・クラウン」
「ブリジャートン家」
「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」
「オザークへようこそ」
■アンサンブル賞(コメディ)
★「シッツ・クリーク」
「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
「The Flight Attendant(原題)」
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
■男優賞(ドラマ)
★ジェイソン・ベイトマン 「オザークへようこそ」
スターリング・K・ブラウン 「THIS IS US 36歳、これから」
ジョシュ・オコナー 「ザ・クラウン」
ボブ・オデンカーク 「ベター・コール・ソウル」
レジ=ジーン・ペイジ 「ブリジャートン家」
■女優賞(ドラマ)
★ジリアン・アンダーソン 「ザ・クラウン」
オリヴィア・コールマン 「ザ・クラウン」
エマ・コリン 「ザ・クラウン」
ジュリア・ガーナー 「オザークへようこそ」
ローラ・リニー 「オザークへようこそ」
■男優賞(コメディ)
★ジェイソン・サデイキス 「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」
ニコラス・ホルト 「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~」
ダン・レヴィ 「シッツ・クリーク」
ユージン・レヴィ 「シッツ・クリーク」
ラミー・ユセフ 「ラミー 自分探しの旅」
■女優賞(コメディ)
★キャサリン・オハラ 「シッツ・クリーク」
クリスティナ・アップルゲイト 「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
リンダ・カーデリーニ 「デッド・トゥ・ミー ~さようならの裏に~」
ケイリー・クオコ 「The Flight Attendant(原題)」
アニー・マーフィー 「シッツ・クリーク」
■男優賞(TV映画・ミニシリーズ)
★マーク・ラファロ 「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」
ビル・キャンプ 「クイーンズ・ギャンビット」
ダヴィード・ディグス 「ハミルトン」
ヒュー・グラント 「The Undoing(原題)」
イーサン・ホーク 「The Good Lord Bird(原題)」
■女優賞(TV映画・ミニシリーズ )
★アニャ・テイラー=ジョイ 「クイーンズ・ギャンビット」
ケイト・ブランシェット 「Mrs.America/ミセス・アメリカ」
ミカエラ・コール 「I May Destroy You(原題)」
ニコール・キッドマン 「The Undoing(原題)」
ケリー・ワシントン 「リトル・ファイアー〜彼女たちの秘密」
■スタント・アンサンブル賞
★「マンダロリアン」
「ザ・ボーイズ」
「コブラ会」
「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」
「ウエストワールド」
<「sagawards.org」 4月4日>