NCISユニバースがさらに拡張する。最新スピンオフの主役は若きリロイ・ギブスだ。
最新スピンオフのタイトルは「NCIS: Origins(原題)」。時代設定は1991年、NCISエージェントとして第一歩を踏み出した青年リロイ・ギブスが、伝説的エージェントのマイク・フランクス率いる骨太のチームメンバーの中で自分の居場所を探してゆくというストーリー。ナレーターは、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」でもシーズン19までギブスを演じていたマーク・ハーモンが担当する。
いわば「NCIS ネイビー犯罪捜査班」のプリクエル企画を持ち込んだのは、当の“若きギブス”。つまり、マークの実生活の息子ショーン・ハーモンだ。ショーンは「NCIS ネイビー犯罪捜査班」でも、“若きギブス”役を7エピソード演じており思い入れは十分。
「ギブスは僕の人生において重要な一部分を占めています。私の父が作り出した芸術のようなキャラクター、そしてその若い時代を息子の私が演じるという光栄を授かっているのですから」(ショーン)
「NCIS ネイビー犯罪捜査班」では“若きギブス”を演じたショーンだが、「NCIS: Origins(原題)」では裏方に専念、父マークと共に製作総指揮を務めるという。主演を含むキャスティングは間もなく開始される見込み。
ショーンとマークに加え、「NCIS ネイビー犯罪捜査班」から力強い仲間も製作総指揮に名を連ねる。共同製作総指揮のデイビッド・J・ノースとジーナ・ルシタ・モンレアルはパイロット版の執筆に加え、ショーランナーとしても「NCIS: Origins(原題)」の現場管理を担う。
「私たちはマークとショーン・ハーモンと共に新しいストーリーに命を吹き込むことに興奮しています。これはリロイ・ジェスロ・ギブス誕生の物語です。『NCIS ネイビー犯罪捜査班』の熱心なファンでさえ、知らなかった彼の人生が描かれることでしょう」(ノース、モンレアル)
NCISシリーズは全世界で3億人以上の視聴者を抱えると言われる、TV界最大規模のユニバース。ギブスの古くて新しいストーリーを、世界中の視聴者が歓迎することだろう。
「NCIS: Origins(原題)」は2024年秋から来年にかけてのシーズンに放送がスタートする予定。
<「variety.com」 1月5日>