ジョナサン・アダムス演じるジェファソニアン法医学研究所所長であったダニエル・グッドマンの代わりにタマラ・テイラー演じるカミール・サローヤン博士がブレナン達の新しい上司となる今シーズン。タマラはシーズン1でもゲストスターとして登場していたが、シーズン2で晴れてレギュラーキャストとなる。本作のサローヤン役としての印象が強いタマラだが、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」のスピンオフで本国アメリカで2021年より放送中の「LAW & ORDER: ORGANIZED CRIME(原題)」にメインキャラクターのAngela Wheatley役として登場しており、「BONES ー骨は語るー」ファンはそちらも見逃せない。
サローヤンは病理学者で、過去にはニューヨークで検視官をしていた経歴を持つ。管理職でありながらも自ら積極的に現場にも赴く彼女ははつらつとしていて、社交的な性格の持ち主。まさに理想的な上司と言える。ブレナンが”骨”の専門家なら、サローヤンは”肉”の専門家。最初はブースとの謎の過去に勘付きサローヤンを不信に思うブレナンも、シリーズが進むにつれ、サローヤンの豊富な知識や専門性の高さを知り、次第に信頼していく。また、ニューヨークに住んでいたサローヤンは、私服がとてもおしゃれ。スレンダーな体形に抜群に似合うピッタリとしたワンピース姿を好んで着ているのだが、作業着姿のメンバーや腐敗した遺体など地味な絵面が多い本作の中で、ひときわ目を引く。ブースとの今後やブレナン他研究所のメンバーとの関係性だけでなく、彼女のファッションにも注目したい。
さらにシーズン2では、ディズニーチャンネルファンなら知っているあの人もゲストスターとして登場している。第3話に登場するブランドン・マイケル・スミスは「レイブン 見えちゃってチョー大変! 」や「サニー with チャンス」、「めっちゃ ソー・ランダム」などのディズニーチャンネル作品に出演したことで知られる。第7話に登場するカリ・ローシャは「うわさのツインズ リブとマディ」のカレン・ルーニー役で有名。「ちいさなプリンセス ソフィア」のソフィア役や「モダン・ファミリー」アレックス・ダンフィー役で知られるアリエル・ウィンターも第7話に出演している。今や20代の女性となり、親との決別や胸の縮小手術などを経験しその発言が世間の注目を集めている彼女だが、本作出演時はまだあどけない少女。懐かしい顔ぶれにもぜひ注目してほしい。