パトリック・スチュワートがピカード艦長を演じた「
新スタートレック」で、副長のライカーを演じていた、ジョナサン・フレイクス。同作以前の1970年代からTVドラマに多数出演していたベテランは、最新シリーズ「Star Trek: Picard(原題)」にも登場する。しかし、久しぶりの演技に、現場で冷や汗をかいたと明かしている。
ベテラン俳優のジョナサンだが、実はもう一つ、監督としての手腕も有名だ。
「新スタートレック」出演時に同作でメガホンを取ったのが、ジョナサンにとっての初監督業。才能が認められ、「スタートレック/ディープ・スペース・ナイン」「スタートレック/ヴォイジャー」などのTVシリーズ、映画『スター・トレック ファースト・コンタクト』『スター・トレック 叛乱』でもメガホンを取っている。さらに同シリーズ以外でも、「NCIS: LA 極秘潜入捜査班」「フォーリング スカイズ」など人気TVシリーズの監督業も手掛けている。
監督としての仕事が順調である一方、ジョナサンの嬉しい誤算は俳優として活動する時間が取れないこと。
そんな状況で「Star Trek: Picard(原題)」が始動した。監督として「
スタートレック ディスカバリー」、そして「Star Trek: Picard(原題)」にも参加するジョナサンだが、今度はピカード艦長の再始動とあって、“ライカー副長”の出番が廻ってきたのだ。
「ずっとずっと長い間演技してなかった。18年もライカーを演じてなかったんだ。幸いにも監督業が忙しかったからね。最後に演技をしたのは、10年くらい前、カナダでちょこっと映画に出ただけだよ」とファンイベントで言い訳するジョナサン。「Star Trek: Picard(原題)」の撮影を振り返って苦笑いだ。
「だから(『Star Trek: Picard(原題)』撮影前は)心配で心配で。演技を忘れちゃったんじゃないかってね。しばらくの間、本当に悩み苦しんだ。とにかく頑張ったよ。なんとか上手くやれたと思う」
久しぶりの演技にド緊張してしまったジョナサン。また一つ演技の奥深さを知ってしまったようだ。
「自転車に乗るようなもので、やり始めたら思い出すみたいに言う奴がいるけど、違うからね!演技はそういうもんじゃない!」
売れっ子監督ジョナサンの冷や汗演技。「Star Trek: Picard(原題)」の裏見どころとして、お楽しみあれ。
<「comicbook.com」 9月1日>