ストーリー
無実の人を次々と攻撃してしまう自分の力を呪うジャック。ひとり森の中を彷徨っているとルシファーが現れ、息子の気持ちに寄り添うフリをして地球を脱出し別の星へと誘い出そうとする。その一方、ウィンチェスター兄弟とカスティエルの前にミカエルが姿を現す。異次元に閉じ込めたはずのルシファーとミカエルだったが、あることを条件に二人で脱出していたのだった。サム、ディーン、カスティエルがミカエルと死闘を繰り広げているところにジャックとルシファーが到着。すぐに事態を察したジャックは、強大な怒りのパワーでミカエルを圧倒し、瀕死状態にまで追い込むことに成功する。だがそこで明らかになったのは、ルシファーが息子ジャックの力を手に入れ、ミカエルが全世界を制服するという協定内容だった。作戦を暴かれたルシファーは、ジャックの力を奪って逃走してしまう。もはや万策尽き、ルシファーを殺せるのは天使の剣しかなくなってしまった……。最後の望みをかけて瀕死のミカエルと手を組んだディーンは、一度きりを条件に自らの肉体を器として差し出すことに。熾烈な接戦の末、ついにルシファーの息の根は止められたのだが、ミカエルは約束を破りディーンの肉体をまとったまま姿を消してしまうのだった。
ディーンがミカエルの器となって行方を眩ましてから3週間が経過した。ルシファーに力を奪われ、普通の人間になってしまったジャックは、脆い体を鍛えるために日々トレーニングを重ねている。一方のカスティエルは、ディーンに関する情報収集のために奔走し、危険を承知で悪魔キップのもとを訪ねる。そんな中、心霊治療師のシスター・ジョーから、ディーンとなったミカエルについての有力な情報が寄せられた。果たしてサムとカスティエルは無事にディーンを取り戻せるのだろうか? そして力を失ったジャックの運命は?