グッド・ファイトシーズン3

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人気ドラマ「グッド・ワイフ」のスピンオフシリーズ!
本家シリーズの知識ゼロでもハマることまちがいナシ! のリーガルドラマ、シーズン3を日本初放送!!

シーズン3 見どころ

女性誌Elleのインタビューで主演クリスティーン・バランスキーが語ったこととは――。

本家「グッド・ワイフ」の放送開始から10年以上もの間ダイアン・ロックハートを演じるクリスティーン・バランスキー。彼女は女性誌Elleのインタビューに対し、50代中頃でダイアン役を引き受け、10年以上ダイアン役を演じていることについて、“勝負に出た”と感じていると語った。「グッド・ワイフ」でダイアン役の話が来た時、スクリプトを読み感銘を受けてオファーを受けたそう。その後「グッド・ワイフ」が終了し、スピンオフの話があがりつつ長い間実現しなかったものの、既存の別の仕事を断ってまで、製作総指揮のキング夫妻との未知の旅(スピンオフの実現)を選んだそう。ダイアンという役については、「私がダイアンを気に入っているのは、(共同クリエーターのロバートとミシェル・キングと一緒に作ったのですが、)彼女を“ビッチな上司”にする罠にはまっていないという点です。彼女は、特に女性の同僚に対して厳しいかもしれませんが、同時に良き指導者でもあり得るのです。私たちはダイアンを、ある特定の年齢で、私生活を持たず、過酷な要求をする女性だというステレオタイプ通りのキャラクターにしたくはありませんでした。ダイアンは、自分の年齢を問題にしません。作品を観ている間、彼女が年を取ったと感じることはないでしょう。彼女はきちんとした服装で、見た目もよく、ユーモアのセンスもあり、健康で、夫との関係もある。私はそれが好きです。」と語っている。また、ダイアンがこれほどまでに視聴者の共感を得た理由について聞かれると、「おかしいと思いませんか? スピンオフが決まった時、ヒラリー・クリントン大統領時代の生活についての話になる予定でした。しかし、パイロット版を撮影している間、そうはならず、トランプ元大統領下での生活についての話となりました。そして、ご存知の通り、女性からの強い反応がありました。就任式の翌日には女性たちがこの元大統領に反対して大行進していましたね。私たちは今、自分たちの力を主張するんだ、と組織化したのです。だから不思議なことに、ダイアンはいつも男性に混じって部屋にいるような女性で、大人びていて、まともで、優雅で。 しかし、今、彼女の時代が来たのです。」と、舞台裏での制作秘話についても語った。シーズン3では、職場でのセクシュアルハラスメントや人種差別問題に焦点があてられるが、一方でダイアンと夫の生活がトランプの影響でどのように変化していくのか、という側面も主軸になる。バランスキーが語るように、仕事だけではなく私生活も大切にするダイアンの出方に注目したい。

『フロスト×ニクソン』のデビッド・フロスト役で知られるマイケル・シーンがレギュラーメンバー入り!

シーズン3では、マイアが、記者トニー・マンディ殺害事件の実行犯として起訴されたクリスの弁護をすることに。彼に殺害を依頼したエイヴリーにつく弁護人で、かなり型破りな男ローランド・ブラムを、マイケル・シーンが演じる。合同裁判のため、マイアは彼と組んで弁護に当たらなければならない。ブラムは、ロイ・コーンという悪名高い弁護士(トランプの弁護もした)に薫陶(くんとう)を受けており、勝訴のためなら手段を選ばない。今回も何の根拠もなしに、検察官のマタンが小児性愛者グループとの関わりを報道させないために記者を殺させた、と主張。さらに、真面目なマイアにドラッグを勧め、ホスピスの従業員から違法に入手したケアキットを渡す。そして、ブラムが偽の証人を呼んできたことにマイアが意見すると、警察に通報して違法薬物所持で逮捕させると言って脅すという、かなり破天荒な役どころだ。マイケル・シーンは、『フロスト×ニクソン』のデビッド・フロスト役のほか、「マスターズ・オブ・セックス」のウィリアム・マスターズ役、『ミッドナイト・イン・パリ』、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』など数々の映画に出演していることで知られる名優。また、ブロードウェイで上演された「アマデウス」のモーツァルト好演によりアメリカでも注目されるようになった。

ストーリー

事務所拡大を目指し、ウェブサイトを新たに作るレディック・ボーズマン法律事務所。プロモーション用に、設立パートナーの故カール・レディックに関するインタビューを行うが、その際に元秘書シンシアが彼にセクハラを受けていたことを明かす。エイドリアンたちは、カールの娘リズには知らせず対処しようとする。秘密保持契約書を用意して会いに行くと、カールがシンシアに年金を約束していたことが判明。その後、なんと速記者ウェンディもカールにセクハラを受けていたと分かる。これ以上秘密にはできない、とエイドリアンはリズに報告。リズはシンシアとの交渉を自ら買って出て、さらに、他にも被害女性がいないか内密に調べて欲しいとマリッサに依頼する。リポーターのナオミ・ニヴォラは、シンシアの娘からの情報提供で、レディック・ボーズマン事務所にセクハラがらみのトラブルがあるとつかんでいた。ジェイが探ってみると、エイドリアンがシンシアにセクハラをした、と彼女は思っているようだ。そこで取材に応じて堂々と否定するエイドリアン。だがナオミが本当に追っていたのは、以前、訴訟投資家トム&ジェリーに言われてミートゥー・サイト「避けるべきクソ野郎」を閉鎖に追い込んだ件だった。そのことを知ったクライアントからの問い合わせにどう対処するか、マイアの意見が採用され、彼女は株を上げる。父親の事件のせいで事務所のサイトに載せてもらえなかったマイアだが、もっと強気に出るようにというマリッサからの助言が存外、功を奏したようだ。シンシアとは、8万ドルの年金を支払うことで合意に達し、リズとエイドリアンは事務所の新たなスタートを誓うのだった。一方、カートとの夫婦生活は順調で、幸せを噛みしめていたダイアン。ところが射撃場から帰った夫の上着にブロンドの髪が。浮気を疑い問い詰めると、大統領の息子2人に雇われてサファリ旅行に同行するのだという。反大統領派のダイアンは立腹し、大統領と関係のあった情報提供者タラに連絡。秘密保持契約書に瑕疵(かし)があるので口外しても大丈夫だと言って、中絶の件を暴露するよう勧めるが、タラは拒否。だが、予定より早くサファリから帰ってきたカートが大統領の息子にケガをさせられていたことが分かると堪忍袋の緒が切れて、ダイアンはナオミにネタをリークする。育児をしながら仕事を続けるルッカ。赤ちゃんの父親コリンはワシントンDCにいて、彼の母フランチェスカが子守を手伝ってくれる。パートナーたちに呼び出されたルッカは、離婚法の担当部署を率いてくれないかと打診されるが……。

各話あらすじ

放送時間

特集

キャスト

ダイアン・ロックハート/Diane Lockhart (声:小宮和枝)

弁護士を引退して南仏に隠居しようと計画していたが、資産運用を任せていた投資ファンドがネズミ講だったと判明し、全ての財産を失ってしまう。引退計画は延期せざるを得ず、現職を継続することを事務所に伝えるが、署名した退社合意書は取り消せないと復帰を拒否されてしまう。他の法律事務所に打診するも、彼女の紹介で多くの人がネズミ講の被害に遭っていることがネックとなり、どこからも雇ってもらえなくなってしまう。

クリスティーン・バランスキー Christine Baranski

1952年米ニューヨーク州に生まれる。祖父母はポーランドの舞台俳優。ジュリアード音楽院のドラマ部門で演技を学び1974年に卒業。1980年に「Hide & Seek(原題)」でブロードウェイ・デビューを果たす。故ニール・サイモンのコメディ劇「噂」でトニー賞を受賞した経歴を持つ。出演した主なテレビシリーズは、「LAW & ORDER ロー&オーダー」「ゴースト ~天国からのささやき」の他、レナードの母役を演じた「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」などがあり、人気テレビシリーズとなった「グッド・ワイフ」では全シーズンに渡ってダイアン・ロックハート役を演じた。これまでエミー賞には15回ノミネートされており、「ビッグバン★セオリー」のクリエーターであるチャック・ロリーが手掛けた1995年から1998年まで続いたシットコム「Cybill(原題)」でのマリヤン役でエミー賞コメディシリーズ部門の最優秀助演女優賞を受賞するなど、輝かしいキャリアを築いている。最新出演ドラマは、アメリカの金ぴか時代を描いたHBOドラマ「The Gilded Age(原題)」。

ルッカ・クイン/Lucca Quinn (声:鈴木美園)

アフリカ系アメリカ人で構成された法律事務所のレディック・ボーズマン・コルスタッドに務める有能なアソシエイト。かつてダイアンの法律事務所で働いていたことがあり、ダイアンとは犬猿の仲。

クーシュ・ジャンボ Cush Jumbo

1985年イギリスのロンドン生まれ。セントラル・スクール・オブ・スピーチ・アンド・ドラマの演技コースを首席で卒業し、俳優としてのキャリアをスタートさせる。テレビシリーズ「秘密情報部 トーチウッド」や「ヴェラ ~信念の女警部~」での準レギュラーを経て、CBSの人気ドラマシリーズ「グッド・ワイフ」の最終シーズンでルッカ・クイン役に扮し、俳優としての地位を確立した。その他の出演テレビシリーズは、「デッドウォーター・フェル ~虚像に殺された家族~」やネットフリックスのミニシリーズドラマ「ステイ・クロ-ス」、ジャレッド・ハリスと共演のリベンジスリラー「The Beast Must Die(原題)」など。出演した主な映画作品に2017年のイギリスとドイツの合作映画『リメインダー 失われし記憶の破片』やBBC製作『シティ・オブ・タイニー・ライツ』がある。2014年に結婚し息子が一人いる。現在の活動の拠点はニューヨーク。

マイア・リンデル/Maia Rindell (声:鷄冠井美智子)

司法試験に合格し、ダイアンの法律事務所で中西部最大のロックハート・デクラーに入社した新人アソシエイト。父親はリンデル投資ファンド社長のヘンリー・リンデルで、裕福な家庭に育ったお嬢様。州検事のガールフレンドと同棲している。ダイアンは名付け親。

ローズ・レスリー Rose Leslie

1987年スコットランド生まれ。ロンドンの音楽演劇芸術アカデミーで演技を学び、2009年にBBCスコットランド制作のテレビ映画「New Town(原題)」でテレビ作デビュー。同作での演技が評価されてスコットランドBAFTA賞の最優秀新人賞に輝いて注目を集め、「ダウントン・アビー」でメイドのグウェン役を獲得する。アメリカでは社会現象にもなったHBOの大ヒットテレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で野人の女戦士イングリット役に扮し一躍有名になる。最新出演作は、BBC制作のテレビドラマ「原潜ヴィジル 水面下の陰謀」でのカーステン・ロングエーカー役。2022年は、ケネス・ブラナー監督・主演の『ナイル殺人事件』の公開も控えている。「ゲーム・オブ・スローンズ」で共演したジョン・スノウ役のキット・ハリントンとの間に息子が一人いる。

エイドリアン・ボーズマン/Adrian Boseman (声:辻親八)

リンデル・スキャンダルで破産して行き場を失ったダイアンに救いの手を差し伸べる弁護士。ほとんどの従業員がアフリカ系アメリカ人のレディック・ボーズマン・コルスタッド法律事務所の代表パートナー。

デルロイ・リンドー Delroy Lindo

1952年イギリスのロンドン生まれ。10代の頃にロンドンからカナダのトロントを経てアメリカのサンフランシスコに移住し、24歳の時にAmerican Conservatory Theaterで演技を学ぶ。1974年にカナダのテレビシリーズ「警察医サイモン・ロック」に端役で出演しデビューを果たすが、その後舞台に専念する。1989年のカルト映画『サルート・オブ・ザ・ジャガー』で映画の世界に復活し、1992年の映画『マルコムX』への参加がきっかけとなり、以後のスパイク・リー監督作品に度々起用される。その他、『ゲット・ショーティ』、ジョン・ウー監督『ブロークン・アロー』、ロン・ハワード監督『身代金』、キアヌ・リーヴス主演『フィーリング・ミネソタ』、ダニー・ボイル監督『普通じゃない』、ラッセ・ハルストレム監督『サイダーハウス・ルール』など多数。主なテレビシリーズには、「キッドナップ」でのFBI捜査官ラティマー・キング役やJ・J・エイブラムス製作総指揮、アルフォンソ・キュアロン監督「BELIEVE/ビリーブ」のウィンター役、「THIS IS US/ディス・イズ・アス」「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」のゲスト出演など。「LAW & ORDER: 性犯罪特捜班」シーズン10でのゲスト出演で2010年のNAACPイメージ・アワード最優秀助演男優賞を受賞した。

マリッサ・ゴールド/Marissa Gold (声:石井ゆかり)

ダイアンの古巣ロックハート・デクラーで使い走りとして働いていたが、レディック・ボーズマンに転職したダイアンに自分を売り込み、アシスタントとして雇われる。物怖じせず行動力がある。

サラ・スティール Sarah Steele

米ペンシルバニア州生まれ。2004年のアダム・サンドラー主演のラブコメ『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』で銀幕デビュー。その後、「LAW & ORDER ロー&オーダー」「LAW&ORDER:クリミナル・インテント」「ゴシップガール」などのテレビシリーズへのゲスト出演を経て、2011年に「グッド・ワイフ」の3エピソードにイーライ・ゴールド(アラン・カミング)の娘、マリッサ・ゴールドとして出演する。その後、後期シーズンでは2014年から2016年まで同役で準レギュラーを獲得し、合計22エピソードに出演した。舞台の分野でも精力的な活動を続けており、数々のオフ・ブロードウェイ作品に出演している。2014年には、ドナルド・マーグリーズ作「The Country House(原題)」でブロードウェイデビューを果たした。現在ニューヨークを拠点に活動中。

作品基本情報

原題:THE GOOD FIGHT Season 3
データ:今回シーズン3・2019年/アメリカ/二カ国語&字幕版/今回シーズン3全10話/HD作品
製作総指揮:ロバート・キング、ミシェル・キング、リドリー・スコット、フィル・アルデン・ロビンソン
出演:クリスティーン・バランスキー、ローズ・レスリー、クーシュ・ジャンボ、デルロイ・リンドー
日本語吹き替え:小宮和枝、鈴木美園、鷄冠井美智子、辻親八、石井ゆかり