ストーリー
「刑事司法制度では、性犯罪を特に重罪と見なす。ニューヨークには、この悪しき犯罪と闘うエリート集団がいる。性犯罪特捜班(SVU)の刑事たちだ」――オープニング・ナレーションより
ある日性犯罪特捜班のもとに18歳の少女、メガン・ラムゼーが転がり込む。レイプされたと訴えるメガンの話を聞いたベンソンはレイプ犯が彼女の実の父親であるエヴァン・ラムジーだと知る。裕福なラムジー家のエヴァンは製薬会社の創業者チャールズ・サザーランドの娘、レベッカと結婚し、現在はその会社のトップに君臨している。しかし調査を通してチャールズは義子エヴァンが自分の会社を継ぐことに対して憤りを感じていることが判明する。メガンは名門コロンビア大学の学生。在学中にセラピスト、ワートン医師の治療を受けたことで虐待された過去が明らかになり、同時に7歳の妹リリーも同じ目に遭っているではないかと不安に駆られる。捜査官たちはポルノ関連と思われる物体と、リリーのベッドの下でエヴァンの下着を発見し、直ちに父親を逮捕。しかし調査を進める中でそれらは誰かに仕込まれたものであると発覚する。その犯人はあろうことにもメガンだった。完全に信頼を失ったメガン。彼女はレイプ被害を訴え続けたが、この件は証拠不十分で不起訴となる。無事エヴァンは釈放されたが、レベッカは彼に離婚をつきつけた。しかしそれから間もなくしてエヴァンは自分のオフィスで何者かに殺されてしまう。犯人は誰なのか? 犯行に使われた銃と同じものを所持しているチャールズか? それともレベッカか、彼の娘たちか? 関係者であるワートン医師の不可解な行動も明らかになりつつある中、この事件の意外な真犯人は一体だれなのか性犯罪特捜班が真相に迫る!