ストーリー
「刑事司法制度において、性犯罪は特に重い罪としてみなされる。ニューヨークには、この悪しき犯罪と闘う精鋭集団「性犯罪特捜班」の刑事たちがいる。これはそんな彼らの物語だ」――オープニング・ナレーションより
ある朝クレイゲンが目を覚ますと、ベッドで接待嬢のカリッサが遺体となって死んでいた。前日の夜、クレイゲンはカリッサに呼び出され、店で話をしたのだが、どういった経緯で彼女が彼の部屋に来て、殺されてしまったのか全く記憶が無かった。クレイゲンは自ら通報し、すぐに勾留されることに。その後、この殺人事件の捜査は地区検事局監察班のポーラ・フォスターが担当することになり、クレイゲン警部不在中のSVUチームも、メンバーの自由裁量を認めないスティーブン・ハリスが警部代理として率いることになってしまう。
殺された接待嬢のカリッサは事件の夜、元知事の殺人事件について情報を持っているという目的でクレイゲンを呼び出したが、その場でアマーロ刑事から不適切な関係を迫られているとも語っていた。確かにカリッサは、クレイゲンへの接触を図る前にアマーロに近づき、「身の危険を感じているため助けて欲しい」と相談を持ちかけていた。この動きが不審に思われ、アマーロも聴取の対象に入れられることになってしまう。他のSVUのメンバーたちは、表立って捜査をすることはできないが、クレイゲン警部の窮地を救うため、各自密かに捜査を続けるのだった。